宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 6/25 09:18 更新 太陽に新しい黒点群が出現しています。太陽風は低速ですが、磁場強度が強まっています。 担当 篠原 太陽の南東端(左下)に新しい黒点が現われました。 昨日の消えかけの1511黒点群よりもしっかりと見えています。 これでしばらく、太陽の無黒点は回避できるかもしれません。 太陽風は、360km/秒と低速で安定しています。 磁場強度は昨日までは5nTを前後していたのですが、 昨夜より少しずつ強まり、現在は10nT近くに高まっています。 今のところ、高速風が始まる様子は見られないので、 27日周期の図で前周期の5月30日の前後に見られた 太陽風磁場の強まりの領域が回帰しているのかもしれません。 もしそうであれば、2〜3日程度磁場が強まった状態が続く可能性があります。 また、速度も400km/秒台に上がるかもしれません。 現在の磁気圏は静穏で、AE指数は全く変化していません。 これは、太陽風磁場が北寄りに推移しているためでしょう。 現在磁場強度が強まっているので、今後南寄りに振れる様になると、 小中規模のオーロラ活動が発生する可能性があります。 SDO衛星AIA193の太陽コロナを見ると、 東端の赤道付近にコロナホールの薄暗い領域が見えてきました。 ここから北半球の高緯度領域側へ広がる大きなコロナホールがあります。 1週間後くらいから、この領域からの高速太陽風が地球にやって来るでしょう。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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