宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:32)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/26 --- ---
6/25 --- ---
6/24 --- ---

黒点  6/26 (NOAA)
磁場 フレア
1512 4 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 446 -1.3
-2 h 424 -2.1
-4 h 422 -0.1
-6 h 424 -0.4
-8 h 406 +0.6
-10 h 438 +4.1
-12 h 392 -1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -8 -/ -
-2 h -6 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -4 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^2
6/26 0.3 1x10^3
6/25 0.4 8x10^3
6/24 0.4 6x10^3
6/23 0.3 7x10^3
6/22 0.3 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 6/21 09:27 沈みかけた黒点群でCクラスのフレアが起きています。太陽風、磁気圏は穏やかです。
2012/ 6/22 12:32 太陽に小さな黒点が発生しています。太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。
2012/ 6/23 13:21 太陽には小さな黒点が見えるだけです。太陽風は穏やかで、磁気圏も静かです。
2012/ 6/24 13:45 太陽は無黒点寸前です。向こう側でCMEが噴出しています。太陽風は低速になりました。
2012/ 6/25 09:18 太陽に新しい黒点群が出現しています。太陽風は低速ですが、磁場強度が強まっています。
最新のニュース

2012/ 6/26 12:32 更新
1512黒点群が少し大きくなり、Cクラスのフレアを起こしています。太陽風の速度はやや高速です。

担当 篠原

昨日、太陽の南東部に現れた黒点群は、1512黒点群と番号が付きました。
その後発達して、黒点が大きくなっています。
成長の様子を、SDO衛星の可視光写真で紹介します。
発達するときの黒点の変化は、なかなかダイナミックで見応えがあります。

1512黒点群は、C1.4の小規模フレアを起こしています。
また、東端のまだ向こう側にある領域でフレアが発生して、
C1.0程度の変化がX線グラフに記録されています。
SDO衛星AIA193の写真で、左端の明るくなっているところです。
この後どんな活動領域が顔を見せるのか、注目してください。


太陽風は、速度がゆっくりと上昇して、350km/秒の低速風から、
450km/秒とやや高速の風になっています。
前周期に見られた速度の小さな高まりが、回帰した様です。

一方、磁場強度は、10nTから5nTに下がり、平均的な強さに戻っています。

磁場の南北成分は、昨日のニュースの後から南寄りになって、
-5nT近い南向きに振れています。
そのため、磁気圏の活動がやや強まって、
AE指数のグラフでは、300〜500nTの小規模の変化が発生しています。

磁場の南北成分は、今日に入った頃から0nT付近で振れるようになり、
それに連れて、磁気圏の変動は弱まっています。

この後も、太陽風は基本的には穏やかな状態が続き、
磁気圏も静穏か、小規模の変動が見られる程度でしょう。


SDO衛星AIA193によると、太陽の東端(左端)に現れたコロナホールは、
大きな姿を見せ始めました。
まだ、向こう側に延びていて、
全体の姿が見えるのは、明後日くらいになりそうです。

来週は、この領域から吹き出してきた高速太陽風の影響を受けることになりそうです。



SDO衛星の可視光写真による、1512黒点群の発達の様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。