宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/ 6/26 12:32 更新 1512黒点群が少し大きくなり、Cクラスのフレアを起こしています。太陽風の速度はやや高速です。 担当 篠原 昨日、太陽の南東部に現れた黒点群は、1512黒点群と番号が付きました。 その後発達して、黒点が大きくなっています。 成長の様子を、SDO衛星の可視光写真で紹介します。 発達するときの黒点の変化は、なかなかダイナミックで見応えがあります。 1512黒点群は、C1.4の小規模フレアを起こしています。 また、東端のまだ向こう側にある領域でフレアが発生して、 C1.0程度の変化がX線グラフに記録されています。 SDO衛星AIA193の写真で、左端の明るくなっているところです。 この後どんな活動領域が顔を見せるのか、注目してください。 太陽風は、速度がゆっくりと上昇して、350km/秒の低速風から、 450km/秒とやや高速の風になっています。 前周期に見られた速度の小さな高まりが、回帰した様です。 一方、磁場強度は、10nTから5nTに下がり、平均的な強さに戻っています。 磁場の南北成分は、昨日のニュースの後から南寄りになって、 -5nT近い南向きに振れています。 そのため、磁気圏の活動がやや強まって、 AE指数のグラフでは、300〜500nTの小規模の変化が発生しています。 磁場の南北成分は、今日に入った頃から0nT付近で振れるようになり、 それに連れて、磁気圏の変動は弱まっています。 この後も、太陽風は基本的には穏やかな状態が続き、 磁気圏も静穏か、小規模の変動が見られる程度でしょう。 SDO衛星AIA193によると、太陽の東端(左端)に現れたコロナホールは、 大きな姿を見せ始めました。 まだ、向こう側に延びていて、 全体の姿が見えるのは、明後日くらいになりそうです。 来週は、この領域から吹き出してきた高速太陽風の影響を受けることになりそうです。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |