宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:45)
昨日、C2.8の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/24 --- ---
6/23 15:54 C2.8
6/22 --- ---

黒点  6/24 (NOAA)
磁場 フレア
1511 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:37 371 +0.4
-2 h 390 -0.2
-4 h 399 +0.4
-6 h 401 -1.0
-8 h 413 +1.4
-10 h 418 -1.0
-12 h 410 -2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -6 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h -1 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
6/24 0.4 6x10^3
6/23 0.3 7x10^3
6/22 0.3 1x10^4
6/21 0.3 1x10^4
6/20 0.3 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 6/19 11:39 CMEによる太陽風の乱れは終わりましたが、速度は500km秒台に上がっています。
2012/ 6/20 11:31 太陽風は、速度、磁場強度ともに平均的な状態です。太陽では黒点たちが西の端に近付いています。
2012/ 6/21 09:27 沈みかけた黒点群でCクラスのフレアが起きています。太陽風、磁気圏は穏やかです。
2012/ 6/22 12:32 太陽に小さな黒点が発生しています。太陽風は穏やかで、磁気圏も静穏です。
2012/ 6/23 13:21 太陽には小さな黒点が見えるだけです。太陽風は穏やかで、磁気圏も静かです。
最新のニュース

2012/ 6/24 13:45 更新
太陽は無黒点寸前です。向こう側でCMEが噴出しています。太陽風は低速になりました。

担当 篠原

太陽は無黒点にかなり近づいています。
今日の太陽面では、北西部(右上)の1511黒点群は微かに見えているだけです。
SDO衛星の拡大写真を掲載しますが、一昨日の写真よりも小さくなっています。

今日の黒点数データは、来月初めにSIDCから発表されます。
昨年8月以来の無黒点日となるかもしれません。


太陽はこちら側は穏やかですが、
西の向こう側に回った領域でフレアが発生しています。
X線のグラフに大きく山を作っているC2.7の変化です。
向こう側で発生しているので、実際にはこれよりも大きな変動だったのでしょう。

SDO衛星AIA304によると、フィラメントの噴出だったのかもしれません。
大きなプラズマのループが立ち上がるように噴き出しています。
また、太陽の右向こう側に回っている、
STEREO Ahead衛星のEUVI195による動画も掲載します。

SOHO衛星のLASCO C2、C3カメラによると、
なかなか見応えのあるCMEが噴出しています。
ただし、途中の写真が抜けて時間が飛んでいるため、
実際以上に勢いよく噴き出しているように見えています。

この噴出による地球への影響はありません。


太陽風も穏やかな状態が続いています。
速度は400km/秒から360km/秒へ下がって、低速風になっています。
磁場強度は5nTと平均的な強さで安定しています。

昨日紹介したセクターの切り替わりは、
ACEの水色線のグラフの中央付近のデータ飛び、世界時23日15時に発生しました。
27日周期の図によると、1日ほど到来が早まった様です。
今回は磁場の強まりは見られず、静かな到来になりました。

磁気圏の活動は静穏です。

この後も、太陽風、磁気圏ともに静かに推移するでしょう。



SDO衛星の可視光写真による、1511黒点群の小さな黒点たち。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の北西端で発生したフィラメントの噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星EUVI195による、太陽の西の向こう側で発生した爆発の様子。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C2、C3カメラによるCMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。