宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 6/23 13:21 更新 太陽には小さな黒点が見えるだけです。太陽風は穏やかで、磁気圏も静かです。 担当 篠原 穏やかな宇宙天気が続いています。 太陽は、今日も中央部に小さな1511黒点群が見えているだけです。 フレアの活動もなく、X線のグラフに変化は見られません。 太陽の東端から活発な領域がすぐに上がってくるということもなさそうで、 太陽のフレア活動は、これから1週間くらい静かな状態が続くかもしれません。 太陽風も、平均的な状態で安定しています。 速度は400km/秒、磁場強度は5nTと、 ACEの図では、どちらのグラフも特に変化はありません。 磁場の南北成分は、図の前半で南向きに振れる変化があり、 この影響で、AE指数に500nT弱の小規模の変化が観測されています。 その後は、磁場が北寄りになったため、磁気圏の変動は静かになっています。 今後の太陽風の予想ですが、27日周期の図を見ると、 前周期の5月28日にセクターの切り替わりが発生し (「T」の青から「A」の赤に変化しています)、 そこで太陽風の磁場がやや強まる変化をしています。 この変化の回帰がこれから見られると思います。 早ければ今日にも始まるかもしれません。 このとき、太陽風磁場の乱れが南向きに強まった場合は、 オーロラの活動がある程度高まるでしょう。 一方、速度に目立った変化はなく、 基本的には今月いっぱいは穏やかな太陽風が続きそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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