宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 6/20 11:31 更新 太陽風は、速度、磁場強度ともに平均的な状態です。太陽では黒点たちが西の端に近付いています。 担当 篠原 太陽風速度の高まりは、昨日のニュースの頃がピークで、 以降、ゆっくりと低下しています。 昨夜のうちに400km/秒と平均的な速度に落ち着きました。 前周期の高速風の名残りだったとすると、短時間で終わってしまったようです。 また、太陽風のプラズマ粒子の密度がだいぶ低くなっています。 速度のデータがばらついているのはこのためでしょう。 密度のグラフは図の枠を下回って、見えなくなっています。 太陽風の磁場強度は5nTと、こちらも平均的な強さで安定しています。 太陽風磁場の南北成分は、いくらか南寄りになっているようですが、 磁気圏は穏やかで、AE指数のグラフはほとんど変化していません。 SDO衛星のAIA193の太陽コロナ写真を見ると、 コロナホールは特に見られません。 このため、太陽風は穏やかな風がしばらく続きそうです。 27日周期の図で前周期の変化を見ると、 5月26日以降は400km/秒前後と平均的な速さの太陽風が続いています。 太陽は、黒点群達が更に西に傾き、 太陽は何もない姿に近づいています。 フレアの活動も、1504群でC1の小さなフレアが数回発生している程度です。 STEREO Behindで先回りをすると、 これから大きなコロナホールが顔を出すだけで、 活発にフレアを起こすような領域はしばらく現われないかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、数千とやや高めくらいで上昇が終わりました。 今後はゆっくりと減少して行くでしょう。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化 (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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