宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 6/19 11:39 更新 CMEによる太陽風の乱れは終わりましたが、速度は500km秒台に上がっています。 担当 篠原 CMEによる太陽風の乱れは終わりました。 昨日のニュースの頃は、10nTの磁場強度の強まりが残っていましたが、 その後すぐに5nTレベルに下がり、現在は3nTとむしろ弱まっています。 一方、太陽風の速度は、450km/秒の状態で安定していました。 そして、今朝からは上昇を始めて、550km/秒と高速風に変わっています。 27日周期の図で、前周期の変化を見ると、 5月23日に最高650km/秒に達する高速風が来ています。 この頃の太陽には小さなコロナホールが見えていたのですが、 今回は見えなくなっていました。 そのため、今後の太陽風の状態がどうなるか注目していたのですが、 ある程度高速風の名残りがやって来ているようです。 磁気圏の活動は、太陽風の乱れが収まるにつれて、大きな変動はなくなりました。 ただ、太陽風磁場の南北成分が南寄りを保っていたため、 AE指数のグラフでは、小中規模の変化が続いています。 現在、太陽風の速度が上がっているので、 オーロラの活動も小規模程度で続くかもしれません。 また、太陽風、磁気圏の擾乱の影響で、 放射線帯の高エネルギー電子もある程度増加していますが、 特に大きな変化にはなっていません。 太陽は、Cクラスの小さな変動も昨日までで終わっていて、 現在は穏やかになっています。 黒点も、目立っているのは1504黒点群くらいになって、 この後は寂しい太陽面になりそうです。 さて、現在、台風4号が九州の南東を通過中なのですが、 霧島市は台風の西側にあるためか、 風はやや強まっていますが、特に激しくはありせん。 この後、台風は本州縦断コースを進む様です。 どうぞ十分にご注意下さい。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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