宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:39)
昨日、C3.9の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/19 --- ---
6/18 09:45 C1.6
06:19 C1.9
02:24 C3.9
6/17 --- ---

黒点  6/19 (NOAA)
磁場 フレア
1504 7 β C4
1505 1 α ---
1506 2 β ---
1507 5 β ---
1508 1 α C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:26 545 -0.5
-2 h 510 -0.4
-4 h 512 -0.8
-6 h 422 -1.3
-8 h 468 -1.5
-10 h 448 -1.2
-12 h 440 -2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -46 -/ -
-2 h -50 -/ -
-4 h -53 -/ -
-6 h -57 -/ -
-8 h -59 -/ -
-10 h -60 -/ -
-12 h -67 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
6/19 0.3 4x10^3
6/18 0.6 2x10^3
6/17 14.9 1x10^3
6/16 1.4 1x10^3
6/15 1.0 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA304動画 (SDO)
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Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 6/14 09:37 M1.2の中規模フレアが発生しました。CMEも発生し、明後日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。
2012/ 6/15 12:14 太陽でM1.9のフレアが発生しました。CMEも発生しています。明日以降、太陽風の乱れが到来しそうです。
2012/ 6/16 12:56 1504黒点群はCクラスのフレアを続けています。今夜以降、CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
2012/ 6/17 13:01 太陽風の乱れが到来しました。磁場強度が大きく強まっています。続いて、次の乱れが到来するでしょう。
2012/ 6/18 12:01 太陽風の磁場が大きく南向きに振れて、磁気圏の活動が活発になりました。
最新のニュース

2012/ 6/19 11:39 更新
CMEによる太陽風の乱れは終わりましたが、速度は500km秒台に上がっています。

担当 篠原

CMEによる太陽風の乱れは終わりました。
昨日のニュースの頃は、10nTの磁場強度の強まりが残っていましたが、
その後すぐに5nTレベルに下がり、現在は3nTとむしろ弱まっています。

一方、太陽風の速度は、450km/秒の状態で安定していました。
そして、今朝からは上昇を始めて、550km/秒と高速風に変わっています。

27日周期の図で、前周期の変化を見ると、
5月23日に最高650km/秒に達する高速風が来ています。
この頃の太陽には小さなコロナホールが見えていたのですが、
今回は見えなくなっていました。
そのため、今後の太陽風の状態がどうなるか注目していたのですが、
ある程度高速風の名残りがやって来ているようです。

磁気圏の活動は、太陽風の乱れが収まるにつれて、大きな変動はなくなりました。
ただ、太陽風磁場の南北成分が南寄りを保っていたため、
AE指数のグラフでは、小中規模の変化が続いています。

現在、太陽風の速度が上がっているので、
オーロラの活動も小規模程度で続くかもしれません。


また、太陽風、磁気圏の擾乱の影響で、
放射線帯の高エネルギー電子もある程度増加していますが、
特に大きな変化にはなっていません。


太陽は、Cクラスの小さな変動も昨日までで終わっていて、
現在は穏やかになっています。
黒点も、目立っているのは1504黒点群くらいになって、
この後は寂しい太陽面になりそうです。



さて、現在、台風4号が九州の南東を通過中なのですが、
霧島市は台風の西側にあるためか、
風はやや強まっていますが、特に激しくはありせん。
この後、台風は本州縦断コースを進む様です。
どうぞ十分にご注意下さい。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。