宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:01)
今日、C3.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場が大きくなっています。
磁気嵐が発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
6/18 09:45 C1.6
06:19 C1.9
02:24 C3.9
6/17 --- ---
6/16 23:37 C1.8
09:43 C2.5
03:05 C2.1

黒点  6/18 (NOAA)
磁場 フレア
1504 10 β C4
1505 5 β ---
1506 2 α ---
1507 10 β ---
1508 5 α ---
1509 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:56 426 -7.4
-2 h 429 -8.0
-4 h 430 -7.3
-6 h 436 -3.6
-8 h 437 -0.3
-10 h 431 -6.1
-12 h 433 -8.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -98 -/ -
-2 h -93 -/ -
-4 h -88 -/ -
-6 h -92 -/ -
-8 h -103 -/ -
-10 h -106 -/ -
-12 h -108 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^1
6/18 0.6 3x10^1
6/17 14.9 1x10^3
6/16 1.4 1x10^3
6/15 1.0 1x10^3
6/14 0.3 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 6/13 15:37 1504黒点群が目立っています。太陽風磁場は弱まり、太陽風はやや低速です。
2012/ 6/14 09:37 M1.2の中規模フレアが発生しました。CMEも発生し、明後日くらいに太陽風の乱れが到来しそうです。
2012/ 6/15 12:14 太陽でM1.9のフレアが発生しました。CMEも発生しています。明日以降、太陽風の乱れが到来しそうです。
2012/ 6/16 12:56 1504黒点群はCクラスのフレアを続けています。今夜以降、CMEによる太陽風の乱れが到来しそうです。
2012/ 6/17 13:01 太陽風の乱れが到来しました。磁場強度が大きく強まっています。続いて、次の乱れが到来するでしょう。
最新のニュース

2012/ 6/18 12:01 更新
太陽風の磁場が大きく南向きに振れて、磁気圏の活動が活発になりました。

担当 篠原

太陽風の乱れは、ゆっくりと終息に向かっています。
昨夜あたりに、14日のCMEによる太陽風の乱れが
到来するのではないかと考えていましたが、
はっきり分かるような変化は起こりませんでした。
その前の乱れと一体化してしまった様です。

現在の太陽風は、
速度は420km/秒と平均レベルで昨日から安定しています。
磁場強度は、昨日の40nTからは大きく下がり、10nTになりました。
それでも通常よりも強まった状態です。

そして、磁場の南北成分が、昨日のニュース以降南向きに大きく振れ、
最大で-20nT近い強まりが長時間続きました。
このため、磁気圏の活動は大きく強まり、
AE指数のグラフは1000〜1500nTに達する変化が記録されています。
また、Dst指数は、その前の強まりから見ると、-100nTを超える減少幅になっています。
中規模の磁気嵐になっている様です。

Spaceweather.comでは、ニュージーランドのオーロラの様子が紹介されています。

太陽風磁場の南向きは、現在も-8nTくらいの状態が続いています。
磁気圏の活動ももうしばらく続きそうです。


CMEによる太陽風の乱れは、終わりに近づいています。
この後、磁場強度も次第に弱まって行くでしょう。


太陽は、1504黒点群でCクラスの小規模フレアの発生が続いています。
18日2時半(世界時17日17時半)のC3.9を最大として、
この他にC1〜2程度のフレアを何度も起こしています。
活動度が上がってきたのでしょうか。
この後も注目してください。




Dst指数(速報値)は、-100nTを超える減少を記録しています。Dst指数の変化は、マイナス方向に強まります。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。