宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 5/28 12:15 更新 太陽のフレア活動は静かになっています。太陽風は低速の状態が続き、磁気圏も静かです。 担当 篠原 1492黒点群は、27日14時(世界時27日5時)に、 C3.1の小規模フレアを起こしました。 X線の変化が長時間続くタイプのフレアです。 GOES衛星のX線カメラによる動画を掲載します。 このフレアに伴って、弱いCMEも発生していますが、 地球からは横方向に噴き出していて、影響はないでしょう。 太陽で発生したフレア活動はこのCクラスフレア程度です。 黒点はいくつも見えているのですが、 太陽の活動は全体的に静かになっています。 太陽風は、速度は360km/秒と低速のまま落ち着いています。 磁場強度も、3nTとやや弱まっています。 磁場の南北成分は、-2nTと振幅は小さいですが南向きに振れています。 しかし、AE指数の変化はほとんど見られず、 磁気圏は穏やかです。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 北半球の高緯度側に、コロナホールの薄暗い領域が広がっています。 この穴からは、速度の高い太陽風が吹き出していますが、 緯度が高いので、地球に対して斜め上に向かって流れています。 このため、地球にまで影響がやって来るでしょうか。 明日以降の太陽風に注目してください。 影響が及んでも、比較的弱い変化に留まりそうです。 影響がない場合は、27日周期の図より前周期の変化を参照すると、 太陽風はしばらく低速の状態が続きそうです。 GOES-15のX線カメラによる1492黒点群のM3.1フレア。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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