宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:22)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/22 --- ---
5/21 --- ---
5/20 --- ---

黒点  5/22 (NOAA)
磁場 フレア
1478 1 α ---
1479 1 α ---
1482 7 β ---
1483 7 β ---
1484 19 β ---
1486 3 α ---
1487 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 386 +1.6
-2 h 365 +2.3
-4 h 366 +1.3
-6 h 382 +1.3
-8 h 332 +1.0
-10 h 335 +0.6
-12 h 337 +0.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -12 -/ -
-2 h -17 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
5/22 0.5 6x10^2
5/21 0.8 5x10^2
5/20 2.8 7x10^2
5/19 10.0 1x10^3
5/18 69.7 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 5/17 09:12 太陽風磁場の南向きが強まり、オーロラの活動を強めました。太陽のフレア活動は落ち着いています。
2012/ 5/18 12:49 沈みかけた1476黒点群でM5.1の中規模フレアが発生しました。CMEの噴出も発生しています。
2012/ 5/19 06:57 1476黒点群は見えなくなりました。太陽風は平均的な状態です。
2012/ 5/20 12:04 太陽風の弱い乱れが到来しました。太陽のフレア活動は穏やかです。
2012/ 5/21 12:32 太陽風は穏やかな風に戻っています。太陽はフレアの発生はなく、穏やかです。
最新のニュース

2012/ 5/22 11:22 更新
太陽風に小さな乱れが到来しています。磁気圏は静穏です。

担当 篠原

太陽風は、再び小さな乱れが到来しています。
ACE衛星の観測によると、今日の未明、22日3時半(世界時21日18時半)頃、
太陽風の速度(ACEの図の黄色線)が330km/秒から400km/秒に上がり、
プラズマの密度(橙色線)も1個/cm^3から10個/cm^3に増加する変動がやって来ました。
変化の様子から、CMEなどの影響が到来したのかもしれません。
速度の高まりは、平均的なレベルに達した程度で、変化としては小さなものです。

太陽風の磁場強度(白線)は、乱れの到来時はほとんど変化しなかったのですが、
その後ゆっくりと強まり、現在は10nTで落ち着いています。

磁場の南北成分(赤線)は、今のところは北寄り(プラス側)に変化しています。
このため、磁気圏の活動は小さく、AE指数のグラフはほとんど変化していません。

しかし、磁場強度が強まっているので、
今後、南北成分が南寄り(マイナス側)に切り替わるなどすると、
磁気圏へのエネルギーの流れ込みが強まり、
オーロラの活動がある程度強まることになるでしょう。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、
赤道の小さなコロナホールが西側に半分ほど移動しています。
地球へ影響が及び始める目安の位置です。
今後、太陽風に弱い乱れをもたらす可能性があります。
現在の磁場強度の強まりは、こちらと関係しているのかもしれません。


GOES衛星のX線グラフでは、目立ったフレア活動は記録されていません。
可視光写真の黒点の見え方も小さくなっている印象で、
太陽の活動は、このまま穏やかに推移しそうです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。