宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 5/22 11:22 更新 太陽風に小さな乱れが到来しています。磁気圏は静穏です。 担当 篠原 太陽風は、再び小さな乱れが到来しています。 ACE衛星の観測によると、今日の未明、22日3時半(世界時21日18時半)頃、 太陽風の速度(ACEの図の黄色線)が330km/秒から400km/秒に上がり、 プラズマの密度(橙色線)も1個/cm^3から10個/cm^3に増加する変動がやって来ました。 変化の様子から、CMEなどの影響が到来したのかもしれません。 速度の高まりは、平均的なレベルに達した程度で、変化としては小さなものです。 太陽風の磁場強度(白線)は、乱れの到来時はほとんど変化しなかったのですが、 その後ゆっくりと強まり、現在は10nTで落ち着いています。 磁場の南北成分(赤線)は、今のところは北寄り(プラス側)に変化しています。 このため、磁気圏の活動は小さく、AE指数のグラフはほとんど変化していません。 しかし、磁場強度が強まっているので、 今後、南北成分が南寄り(マイナス側)に切り替わるなどすると、 磁気圏へのエネルギーの流れ込みが強まり、 オーロラの活動がある程度強まることになるでしょう。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 赤道の小さなコロナホールが西側に半分ほど移動しています。 地球へ影響が及び始める目安の位置です。 今後、太陽風に弱い乱れをもたらす可能性があります。 現在の磁場強度の強まりは、こちらと関係しているのかもしれません。 GOES衛星のX線グラフでは、目立ったフレア活動は記録されていません。 可視光写真の黒点の見え方も小さくなっている印象で、 太陽の活動は、このまま穏やかに推移しそうです。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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