宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 5/17 09:12 更新 太陽風磁場の南向きが強まり、オーロラの活動を強めました。太陽のフレア活動は落ち着いています。 2012/ 5/17 18:54 追加 1476黒点群でM5.1の中規模フレアが発生しました。 担当 篠原 太陽風の磁場強度がやや強まり、南向きに振れてオーロラ活動を強めています。 昨夜、16日21時(世界時16日12時)頃から、 太陽風の磁場が強まり始め、南北成分は南向きに振れる様になりました。 磁場強度は半日かけて、現在8nTくらいまで強まっています。 大きさとしては、平均的な状態よりもやや強まっているくらいの値です。 また南向きの磁場も同程度に強まり、 17日2時(世界時16日17時)くらいからは、 -7nTに振れた状態が5時間ほど続きました。 現在は-2nTと南向きの振れは弱まっています。 太陽風の速度は、磁場の強まりに先立つように400km/秒に高まり、 その後、360km/秒に下がっています。 磁場が南向きに強まった影響で、磁気圏の活動が強まりました。 AE指数のグラフは、500nTから1000nT程度の変動が発生しています。 残念ながら曇っていたのですが、この頃の昭和基地の全天カメラの様子を紹介します。 雲越しに、活発にオーロラが発生していたことが分かります。 27日周期の図を見ると、 今回の太陽風の乱れが特に大きなものではないことが分かります。 この後は、乱れは次第に弱まって、太陽風は低速の風が続くと思われます。 太陽は、1476黒点群がいよいよ西に没しようとしています。 昨日も、C2.5の小規模フレアを起こしましたが、 活動もこのあたりまでの様です。 今後は東半球に見えている黒点群の活動に注目ですが、 今のところ、活動の規模は小さく、 X線のグラフには目立った変化は起きていません。 2012/ 5/17 18:54 追加 (篠原) 関連の図はページの最後にあります 今日のお昼前、17日10時半(世界時17日1時半)に、 太陽の西の端近くの1476黒点群で、M5.1の中規模フレアが発生しました。 GOES衛星X線カメラによる発生時の様子と、 SOHO衛星LASCO C2、C3カメラによる、その後のCMEの噴出を、 速報として紹介します。 どちらも、肝心の時間帯の写真が欠けていたりしますが、 リアルタイムのデータでは仕方ありません。 X線グラフの変化は、長時間型のフレアとなっています。 CMEは地球からは横方向に噴き出していますが、 地球への影響はどうなるでしょうか。 また、フレアが西側で発生したため、 太陽からの放射線(非常に高速の陽子)も急に増加しています。 1476黒点群は向こう側に回って行きますが、裏側でも活発な活動を見せるかもしれません。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC 2012/ 5/17 18:54 追加 GOES-15のX線カメラによる1476黒点群のM5.1フレアと、CMEの様子(SOHO衛星LASCO C2、C3)。 (c) NOAA/SWPC 、SOHO (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽放射線データ (c) NOAA/SWPC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
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