宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:14)
今日、C3.2の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/15 08:50 C1.6
04:21 C1.8
01:08 C3.2
5/14 18:36 C2.6
16:14 C4.1
5/13 17:07 C7.1
12:56 C4.5

黒点  5/15 (NOAA)
磁場 フレア
1476 53 βγ C7
1477 4 α ---
1478 4 α ---
1479 1 α ---
1481 1 α ---
1482 4 β ---
1483 7 β C2
1484 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:06 447 -1.9
-2 h 421 +1.1
-4 h 435 -0.1
-6 h 429 -0.6
-8 h 426 -1.0
-10 h 436 -1.5
-12 h 450 +1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
5/15 0.4 1x10^4
5/14 0.4 3x10^4
5/13 0.4 3x10^4
5/12 0.3 1x10^4
5/11 0.4 8x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 5/10 09:12 Mクラスのフレアが3回発生しました。高速太陽風は600km/秒台に達し、オーロラ活動も活発です。
2012/ 5/11 13:08 1476黒点群の活発な活動が続いています。太陽風も高速状態が続いています。
2012/ 5/12 09:05 1476黒点群のフレア活動は続いています。太陽風の速度は少し下がりましたが、高速風は続いています。
2012/ 5/13 13:32 速度はやや下がりましたが、高速太陽風が続いています。フレアの活動は弱まっています。
2012/ 5/14 11:52 1476黒点群は規模が小さくなっています。太陽風はやや高速の風が続き、磁気圏の活動も続いています。
最新のニュース

2012/ 5/15 11:14 更新
太陽ではCクラスのフレアが度々発生しています。太陽風の速度は下がりつつあります。

担当 篠原

太陽の可視光写真を見ると、
1476黒点群はだいぶ小さくなってしまいました。
それでも、小規模のフレア活動は続いていて、
C4.1、C2.5などのCクラスフレアや、
GOES衛星のX線動画を見ていると、小さな活動が頻繁に起きています。

また、東端に現れた黒点群でも、小さな変動が良く見られています。
南東の1483黒点群では、C1.7のフレアも発生しました。
この領域の太陽コロナの様子を、SDO衛星AIA171の動画で紹介します。
ループプロミネンスの輝きや、暗いガスが噴き上がって行く様子など、
様々な変動を見ることができます。

太陽の東側は、黒点は小さいですが、活動的な領域が多く、
今後の活動に注目してください。


太陽風は、昨日の午後に速度が480km/秒から440km/秒に一段下がり、
高速状態は終わりつつある様です。

この後、12日のCMEの影響で、太陽風の弱い乱れが到来する可能性がありますが、
全体としては、太陽風は次第に穏やかな風に変わって行くでしょう。


磁気圏の活動も弱まっています。
AE指数のグラフは、変化の幅が小さくなり、
300nT程度の小規模の乱れが部分的に見られる程度です。
太陽風が更に穏やかになれば、磁気圏も穏やかな状態が続くでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、
昨日と同程度で、GOES-15(青線)は10,000の線に達しています。



SDO衛星のAIA171カメラによる、太陽南東端の活動。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。