宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/ 5/10 09:12 更新 Mクラスのフレアが3回発生しました。高速太陽風は600km/秒台に達し、オーロラ活動も活発です。 担当 篠原 昨夜、1476黒点群の活動が活発になり、 Mクラスの中規模フレアが3回発生しました。 9日21時(世界時9日12時)にM4.7、 9日23時(世界時9日14時)にM1.8、 10日6時(世界時9日21時)にM4.1です。 1476黒点群は大きな姿を見せています。 SDO衛星の可視光写真による、この1日間の動画を掲載します。 先ほど、日食メガネを使って太陽を見たところ、 肉眼で1476群をなんとか見ることができました。 金環日食用の太陽メガネがあるのでしたら、ぜひ挑戦して下さい。 今後も現在のようなフレア活動が続く可能性があります。 注目して下さい。 太陽風は、昨日のニュース以降も速度は上がり続け、 今朝、600km/秒台に達したところです。 27日周期の図を見ると、半日ほど早まっていますが、 前周期の変化と同様の変化になっています。 速度の上昇と反対に、磁場強度は弱まって行き、 現在は5nTと平均的な強さに戻っています。 このため、高速風は最高速度に近づいていると思われます。 前周期同様に、650km/秒程度まで上がるのかもしれません。 磁場の南北成分も、振れ幅は小さくなりますが、 南北に変化をしています。 このため、磁気圏のオーロラ活動も活発で、 AE指数のグラフは(今日は京都大学WDCの図を掲載しています)、 500〜1000nTの中規模の変動が1日中続いています。 磁場強度は弱まって来ましたが、速度が高まっているので、 今日もある程度活発なオーロラ活動が発生しそうです。 前周期の変化を参考にすると、 高速太陽風は今後2〜3日程度続きそうです。 一方、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、 小規模のコロナホールが南半球側の中央部に見えています。 ここからの影響が到来する様だと、 太陽風は更に2〜3日程度ある程度強まった状態が続くかもしれません。 放射線帯の高エネルギー電子は、今日は特に増加は見られません。 今後ある程度増加する可能性があります。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) 世界時5月9日の、AU,AL指数(上段)とAE指数(下段)。 (c) 京都大学WDC SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |