宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:52)
昨日、C7.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏の最新データがありません。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/14 --- ---
5/13 17:07 C7.1
12:56 C4.5
5/12 22:19 C2.5
21:23 C1.5
15:49 C1.7
14:07 C2.0
04:57 C4.1
02:30 C6.1
02:07 C2.1

黒点  5/14 (NOAA)
磁場 フレア
1476 44 βγδ C7
1477 1 α ---
1478 1 α ---
1479 1 α ---
1481 1 α ---
1482 2 β ---
1483 7 β ---
1484 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 480 +1.7
-2 h 466 +1.7
-4 h 473 +1.1
-6 h 492 +1.1
-8 h 492 +1.8
-10 h 471 -4.3
-12 h 455 -4.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
5/14 0.4 3x10^4
5/13 0.4 3x10^4
5/12 0.3 1x10^4
5/11 0.4 8x10^3
5/10 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 5/ 9 10:56 コロナホールによる太陽風の乱れが始まりました。オーロラの活動も強まっています。
2012/ 5/10 09:12 Mクラスのフレアが3回発生しました。高速太陽風は600km/秒台に達し、オーロラ活動も活発です。
2012/ 5/11 13:08 1476黒点群の活発な活動が続いています。太陽風も高速状態が続いています。
2012/ 5/12 09:05 1476黒点群のフレア活動は続いています。太陽風の速度は少し下がりましたが、高速風は続いています。
2012/ 5/13 13:32 速度はやや下がりましたが、高速太陽風が続いています。フレアの活動は弱まっています。
最新のニュース

2012/ 5/14 11:52 更新
1476黒点群は規模が小さくなっています。太陽風はやや高速の風が続き、磁気圏の活動も続いています。

担当 篠原

SOHO衛星LASCO C3の写真に、プレアデス星団(すばる)が姿を現しました。
すばるは、夜空では冬の星ですが、
宇宙天気では、太陽越しに見るため、
春から初夏へ季節が移る頃の星になっています。
これからゆっくりと太陽の向こう側を横切って行きます。


太陽では、昨日のニュースの頃に、C4.4の小規模フレアが発生しましたが、
その後、13日17時(世界時13日8時)に、同じく1476黒点群で、
C7.0と大きめの小規模フレアが発生しました。
目立った活動はこの2つくらいで、1476黒点群の弱まりは続いている様です。
可視光写真の広がりも、だいぶ小さくなってしまいました。

一方、太陽の東側では、1481、1482、1483、1484と、
4つの黒点群が現れています。
GOES衛星のX線カメラの動画を見ていると、
この他にも、太陽の東端では、いろいろと活動が続いているようです。
今後の変化にも注目してください。


太陽風は、400km/秒台後半のやや高速の風が続いています(ACEの図の黄色線)。
小さなコロナホールの影響がある程度及んでいるのでしょう。
磁場強度(白線)も、5nT前後と平均的な強さが続いています。

磁場の南北成分(赤線)は、ACEの図の前半で
-3〜-5nTの南向き(マイナス向きの変化)の傾向が半日ほど続いています。
このため、AE指数は500nT程度の中規模の変動が長時間続いています。

太陽風の強まりは、今日くらいで終わり、
明日からは次第に下がって行くのではないかと思います。
ただ、12日に太陽の南東(左下)で発生したCMEの弱い影響が、
明日、15日くらいにやって来るかもしれません。
その場合は、小規模の太陽風の乱れが見られるでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、
一旦大きく下がりましたが、GOES15のピークは今日も10,000を超えました。
高い状態が続いています。




SOHO衛星LASCO C3カメラにプレアデス星団(すばる)が現れました。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。