宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 5/ 9 10:56 更新 コロナホールによる太陽風の乱れが始まりました。オーロラの活動も強まっています。 担当 篠原 太陽風の乱れが始まりました。 昨夜から、太陽風の磁場強度は10nTを超えて強まり、 現在も15nT付近で推移しています。 速度も、今朝から上昇を始め、 現在、470km/秒と高速状態に変わりつつあります。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真に見えていたコロナホールの影響が 地球に及び始めたのだと思われます。 27日周期の図で前周期と比較すると、半日ほど早まったくらいで、 ほぼ、自転周期通りに回帰した印象です。 磁場強度が強まっていることから、速度は更に上昇すると思われます。 前周期も600km/秒台まで高まっていました。 今後の変化に注目して下さい。 磁場強度の強まりとともに、磁場の南北成分も大きく振れています。 -10nTと強く南を向くことも度々で、この影響で磁気圏の活動も強まっています。 AE指数のグラフは、700nTくらいの中規模の変化を記録しています。 まだ、データがそろっていない状況ですので、今後のアップデートにも注目です。 南極の昭和基地で、この擾乱による活発なオーロラが観測されています。 月が明るく光っているため、観測条件は厳しいですが、 空を覆うようにオーロラのにぎやかな輝きを見ることができます。 太陽風の速度が次第に高まっているため、 今後も磁場が大きく南向きに振れると、 一段と活発な磁気圏活動が発生するでしょう。 太陽は、1476黒点群が昨日よりも大きくなっている様です。 昨夜、8日22時(世界時8日13時)にM1.4の中規模フレアを起こしていますが、 X線グラフの変化は弱まっている様に見えます。 しばらく休んで、再び活動を強めるということも良く見られるので、 引き続き太陽の活動には注目してください。 また、南東から1477黒点群が顔を出しています。 どの様な活動を見せるでしょうか。 南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラの活動。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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