宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:15)
今日、M1.4の中規模フレアが発生しました。
また、M1.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 7 05:04 C4.3
04:06 C2.4
02:54 C5.9
02:30 M1.4
02:05 C3.1
01:38 C3.2
5/ 6 16:00 C1.7
13:31 C3.9
12:43 C2.7
12:13 C3.0
10:11 M1.2
07:55 M1.3
07:25 C1.6
03:23 C3.7
02:35 C3.4
02:10 C2.9
01:30 C1.9
5/ 5 22:18 M1.4
21:52 C2.7
19:42 C2.4
18:30 C6.8
17:30 C2.2
14:56 C1.9
08:48 C1.9
04:20 C2.3

黒点  5/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1469 2 β C2
1470 2 β C3
1471 8 β C1
1473 1 α ---
1474 1 α C3
1475 1 α ---
1476 3 β M1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:59 321 +3.2
-2 h 354 -0.4
-4 h 346 +1.9
-6 h 353 +1.4
-8 h 363 +0.8
-10 h 341 +4.1
-12 h 301 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 3 -/ -
-2 h 5 -/ -
-4 h 5 -/ -
-6 h 6 -/ -
-8 h 7 -/ -
-10 h 13 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
5/ 7 0.4 1x10^3
5/ 6 0.4 1x10^3
5/ 5 0.4 6x10^2
5/ 4 0.4 6x10^2
5/ 3 0.3 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
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AE指数 (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 5/ 1 10:58 太陽でC4〜6のフレアが発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2012/ 5/ 2 10:59 太陽風は300km/秒とかなり遅くなっています。太陽ではCクラスのフレアが続いています。
2012/ 5/ 3 10:52 太陽の東端にコロナホールと新しい黒点群が見えてきました。太陽風磁場の南向きが強まっています。
2012/ 5/ 5 11:53 太陽風は300km/秒と低速で、磁気圏もとても静かです。C1〜2のフレアが度々発生しています。
2012/ 5/ 6 09:31 太陽の東端から現れた黒点群でMクラスフレアが発生しました。太陽風、磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2012/ 5/ 7 09:15 更新
1476黒点群がMクラスフレアを起こしています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

1476黒点群が大きな姿を見せています。
SDO衛星の写真から1476群を拡大した様子を見て下さい。
黒点が複雑に並んでいます。

肉眼でも見えそうな大きさなので、先ほど挑戦してみたのですが、
私の目では見つけられませんでした。
まだ端に近いので、見にくいのかもしれません。
日食メガネで挑戦してみてはいかがでしょうか。


この1476黒点群が活発にフレアを起こし続けています。
6日10時(世界時6日1時)にM1.1、
7日2時半(世界時6日17時半)にM1.3と2つの中規模フレアと、
その他、Cクラスのフレアを10回近く起こしています。
GOES衛星のX線のグラフは、この2日間活発に変化しています。

今後も同様のフレア活動が続きそうです。
引き続き1476群に注目してください。


太陽風は、低速の風が続いています。
速度は300〜350km/秒の間をゆっくり変化しています。

磁場強度は少し強まっていて、7〜8nTを推移しています。
磁場の南北成分は、0nT付近で南北に少し変化しています。

AE指数は小規模の変化が見られる程度で、
磁気圏は概ね静穏です。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは太陽の中心に大きく広がっています。
ここから吹き出している速度の高い太陽風が、
明後日、9日頃から地球に到来しそうです。



SDO衛星の可視光写真による、1476黒点群の拡大写真。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。