宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 5/ 3 10:52 更新 太陽の東端にコロナホールと新しい黒点群が見えてきました。太陽風磁場の南向きが強まっています。 担当 篠原 太陽の東端に、南北に伸びるコロナホールが見え始め、 更にその向こうからは、新しい黒点群が顔を出しています。 コロナホールは、太陽が一回自転した27日前よりも、 やや北寄りに見えている様です。 東西方向への大きな移動はなさそうなので、 太陽風に影響が見られるのは、前周期の4月12日の27日後にあたる 5月9日前後になりそうです。 もう2〜3日すると、より詳しく分かる様になるでしょう。 前周期は、最高600km/秒に達する高速の太陽風が3日ほど続きました。 太陽の東端の北半球側から、2つの黒点群が顔を出しています。 北寄りの黒点群には1474黒点群という番号が付いています。 フレアの活動も見られ、今後注目して下さい。 太陽では、西の端や、1469黒点群などでも小規模のフレアが発生し、 C3.2、C2.2、C2.1、C1.9、などが記録されています。 黒点の変化も見られ、小中規模のフレアの活動はこのまま続きそうです。 太陽風の速度は、300km/秒を割って、270km/秒くらいまで下がっています。 ここまで速度がしっかり下がるのは、 昨年の12月末以来、4ヶ月ぶりのことです。 磁場強度は、5nTと平均的な強さに戻っています。 南北成分の南寄りの傾向も続いていて、 ACEの赤線は、ずっと -3nT付近を上下しています。 ACEのグラフの後半を見ると、太陽風磁場のセクター境界が来た様です。 この関係で、磁場の南向きが少し強まり、 また、最新のデータは磁場強度が10nT近くに強まっています。 南向きも強まっているので、今後の変化に注目して下さい。 磁気圏の活動は比較的穏やかでしたが、 後半に太陽風の変化に対応して、AE指数で500nTの変動が起きています。 この時間帯に、昭和基地でもにぎやかなオーロラの活動が撮影されています。 磁場の南向きは強まっているので、これから活動が大きくなりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、やや下がりながら、 今日も高いレベルに達していました。 しかし、太陽風、磁気圏の弱い乱れが影響して、 この後大きく減少するのではないかと思います。 南極の昭和基地で全天カメラにより撮影された、世界時5月2日23時頃のオーロラ。 (c) 国立極地研究所 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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