宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
Supported by KNCT |
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
2012/ 5/ 1 10:58 更新 太陽でC4〜6のフレアが発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 太陽の北極付近で、角の様に縦に伸びたプロミネンスが、 ゆらゆらと複雑な動きをしていました。 大きな現象ではありませんが、眺めていると興味深いです。 ADO衛星AIA304による2日間の動画をご覧下さい。 その太陽では、昨日の午後、 30日16時(世界時30日7時)に、南西の端に没しかけた1465黒点群でC3.9、 続いて、30日19時(世界時30日10時)に、南東の1471黒点群で、C5.6、C6.0 のやや大きめのCクラスフレアが発生しました。 フレアの活動が目立ったのはこの時間帯だけですが、 南半球に並んでいる黒点群は小さな活動を続けていて、 今後も小中規模のフレアの発生が見られそうです。 また、北東の端からも新しい活動的な領域が近づいている様です。 どのような領域が顔を見せるでしょうか。 太陽風は、速度は320〜360km/秒の間をゆっくりと変化していて、 低速の状態が続いています。 磁場の状態は昨日と同様で、強度は4nT弱と弱めの状態が続き、 南北成分は、-1〜-2nTと弱い南向きが続いています。 磁気圏への影響は弱く、AE指数のグラフは小さな変化が見られる程度です。 太陽風は、このまま穏やかな状態が続きそうです。 STEREO Behindの写真を参考にすると、 そろそろ太陽の東端に大きなコロナホールが現れそうです。 地球への影響はしばらく先で、 27日周期の図で、前周期の4月12日から始まる高速風の回帰にあたります。 単純に27日で考えると、5月9日頃になりそうです。 コロナホールの様子に注目して下さい。 放射線帯の高エネルギー電子は、今日も高いレベルを保っています。 太陽風の乱れがなければ、減少はゆっくりです。 (c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース ) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
宇宙天気ニュースは、 鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。 |