宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 5/ 2 10:59 更新 太陽風は300km/秒とかなり遅くなっています。太陽ではCクラスのフレアが続いています。 担当 篠原 南極の昭和基地の写真が少し復活していました。 昨日の朝(5月1日10時半)の写真ですが、ページで見られた最新の写真を紹介します。 穏やかなオーロラの光の帯が、南極方向にあたる上側に横たわり、 それを斜めに横切る様に、明るい天の川が空を覆っています。 写真の中心から左に目を向けると、天の川の中に南十字星がひっくりかえっています。 また、中心から上に進んで、オーロラの少し下には、 大小ふたつのマゼラン雲が見えます。 また、中心から下に降りた天の川の濃いあたりには、 ひっくりかえったさそり座も見えていますが、ちょっと難しいかもしれません。 南極大陸の星空です。 月のない夜の全天カメラは、オーロラがなくても楽しめます。 穏やかな太陽風が続いています。 速度は、330km/秒から300km/秒へ更に下がり、 300km/秒台を割りそうな様子です。 磁場強度は、4nTを少し越えたくらいで、平均的な強さです。 磁場の南北成分は、-1〜-3nTと弱い南向きが続いています。 速度が遅いこともあり、地球への影響度は小さく、 AE指数のグラフでは、小さな変化が時々見られる程度です。 ただし、現在の様に太陽風が穏やかな時は、オーロラの活動領域が極側に寄るので、 AE指数の観測点では変動が捉えきれないということも注意が必要です。 (掲載の昭和基地の写真でも、オーロラは南極側に遠ざかっています) 太陽風は、今後も低速風が続きそうです。 SDO衛星AIA193では、東端近くのコロナホールはまだ見えません。 放射線帯の高エネルギー電子は、今日も高い状態が続いています。 減少はゆっくりです。 太陽では、昨日の昼に、C3.9、C1.2の小規模フレアが発生し、 今朝も、C1.2、そしてちょうど今、C1.8の小規模フレアが発生しています。 小規模の活動ばかりですが、ある程度の活動度が続いています。 この傾向はまだしばらく続きそうです。 黒点は、南西(右下)に1473黒点群が発生しています。 (c) 国立極地研究所 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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