宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:59)
今日、C1.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 2 10:31 C1.8
5/ 1 13:35 C4.0
4/30 19:21 C6.1
18:12 C2.5
16:11 C4.0
15:43 C2.4
11:41 C2.4

黒点  5/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
1466 4 β ---
1467 3 β ---
1469 10 β ---
1471 9 β C6
1472 7 β ---
1473 6 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:45 289 -2.4
-2 h 328 -2.3
-4 h 299 -3.4
-6 h 315 -3.2
-8 h 303 -3.1
-10 h 313 -1.1
-12 h 327 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -4 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
5/ 2 0.3 2x10^4
5/ 1 0.4 2x10^4
4/30 0.3 2x10^4
4/29 0.4 2x10^4
4/28 0.4 2x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 4/27 12:58 太陽風の速度は500km/秒まで下がりました。高速風は続いていますが、磁気圏の活動は弱まっています。
2012/ 4/28 12:39 太陽風はやや高速です。太陽で小規模のフレアが頻繁に発生しています。
2012/ 4/29 09:28 太陽風は平均的な速度に下がりました。太陽ではCクラスのフレアが発生しています。
2012/ 4/30 12:21 太陽の南半球に黒点が目立っています。太陽風は低速に変わりつつあり、磁気圏も穏やかです。
2012/ 5/ 1 10:58 太陽でC4〜6のフレアが発生しています。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2012/ 5/ 2 10:59 更新
太陽風は300km/秒とかなり遅くなっています。太陽ではCクラスのフレアが続いています。

担当 篠原

南極の昭和基地の写真が少し復活していました。
昨日の朝(5月1日10時半)の写真ですが、ページで見られた最新の写真を紹介します。
穏やかなオーロラの光の帯が、南極方向にあたる上側に横たわり、
それを斜めに横切る様に、明るい天の川が空を覆っています。

写真の中心から左に目を向けると、天の川の中に南十字星がひっくりかえっています。
また、中心から上に進んで、オーロラの少し下には、
大小ふたつのマゼラン雲が見えます。
また、中心から下に降りた天の川の濃いあたりには、
ひっくりかえったさそり座も見えていますが、ちょっと難しいかもしれません。

南極大陸の星空です。
月のない夜の全天カメラは、オーロラがなくても楽しめます。


穏やかな太陽風が続いています。
速度は、330km/秒から300km/秒へ更に下がり、
300km/秒台を割りそうな様子です。
磁場強度は、4nTを少し越えたくらいで、平均的な強さです。

磁場の南北成分は、-1〜-3nTと弱い南向きが続いています。
速度が遅いこともあり、地球への影響度は小さく、
AE指数のグラフでは、小さな変化が時々見られる程度です。

ただし、現在の様に太陽風が穏やかな時は、オーロラの活動領域が極側に寄るので、
AE指数の観測点では変動が捉えきれないということも注意が必要です。
(掲載の昭和基地の写真でも、オーロラは南極側に遠ざかっています)

太陽風は、今後も低速風が続きそうです。
SDO衛星AIA193では、東端近くのコロナホールはまだ見えません。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日も高い状態が続いています。
減少はゆっくりです。


太陽では、昨日の昼に、C3.9、C1.2の小規模フレアが発生し、
今朝も、C1.2、そしてちょうど今、C1.8の小規模フレアが発生しています。
小規模の活動ばかりですが、ある程度の活動度が続いています。
この傾向はまだしばらく続きそうです。

黒点は、南西(右下)に1473黒点群が発生しています。



南極の昭和基地で、昨日、世界時5月1日1時半に全天カメラで撮影された穏やかなオーロラと天の川。
(c) 国立極地研究所


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。