宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:21)
今日、C2.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/30 11:41 C2.4
4/29 09:52 C1.8
4/28 17:55 C1.7
08:35 C2.2

黒点  4/30 (NOAA)
磁場 フレア
1465 4 β C1
1466 6 β C2
1467 1 α C1
1468 2 β ---
1469 10 β C2
1470 3 β C2
1471 5 β C1
1472 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 373 -1.5
-2 h 384 -1.7
-4 h 388 -0.7
-6 h 417 -0.7
-8 h 387 -2.1
-10 h 400 -1.1
-12 h 414 -0.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -23 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -26 -/ -
-6 h -27 -/ -
-8 h -29 -/ -
-10 h -27 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
4/30 0.3 2x10^4
4/29 0.4 2x10^4
4/28 0.4 2x10^4
4/27 0.5 1x10^4
4/26 0.4 4x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 4/25 11:23 新しい黒点群が複数現れて小規模フレアを起こしています。太陽風の乱れは続き、オーロラの活動も活発です。
2012/ 4/26 09:23 太陽風の速度は700km/秒まで上昇しています。活発なオーロラ活動も続いています。
2012/ 4/27 12:58 太陽風の速度は500km/秒まで下がりました。高速風は続いていますが、磁気圏の活動は弱まっています。
2012/ 4/28 12:39 太陽風はやや高速です。太陽で小規模のフレアが頻繁に発生しています。
2012/ 4/29 09:28 太陽風は平均的な速度に下がりました。太陽ではCクラスのフレアが発生しています。
最新のニュース

2012/ 4/30 12:21 更新
太陽の南半球に黒点が目立っています。太陽風は低速に変わりつつあり、磁気圏も穏やかです。

担当 篠原

太陽の南半球ににぎやかに黒点が現れています。
1469、1471黒点群は大きさを増し、
2つの群の間には1472黒点群が新しく現れています。

今日の1枚目の写真は、SDO衛星による太陽の磁場分布です。
可視光写真と見比べて下さい。
黒点が出現している場所は、磁場が強まっている場所だというのがよく分かります。
また、南半球(下半分)の黒点の磁場の並びがは、
基本的に、左は黒[S極]、右は白[N極]になっています。
これは現在の活動周期、第24活動周期の特性です。

4月20日の記事で、太陽の活動周期の進行が、北半球側でより進んでいて、
南半球側は遅れているとの国立天文台の発表を紹介しましたが、
ここしばらく、南半球側の黒点が増え、
今日のX線動画の様に、
フレア活動も南側で目立つ様になっているのは、
遅れていた南側の活動度が上がって来たためなのでしょうか。
そんなことも考えながら、最近の太陽活動を眺めています。


昨日のニュース以降も、C1.0、C1.1、C1.1、C1.1と、
1471群、1469群、西に沈みつつある1465黒点群で、
Cクラスの小規模フレアが続いています。

ちょうど今、30日11時半(世界時30日2時半)にも、
C2.0の小規模フレアが発生しました。

規模は小さくなっていますが、
今後も、現状の様な小中規模のフレア活動は続きそうです。


太陽風は、速度が380km/秒と400km/秒台を割り、
低速風に変わりつつあります。
磁場強度も、3nTから2nTへ弱まる傾向です。

磁場の南北成分は、南向きの傾向は続いていますが、
-2nT弱と振れ幅は小さく、磁気圏への影響も小さくなっています。
AE指数は、小さな変化が時々見られる程度です。

全体的には、太陽風は穏やかで、磁気圏も静かになっています。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、特にコロナホールは見られず、
27日周期の図でも前周期は300km/秒台の低速風が続いていました。
このため、現在の穏やかな状態は今後も続きそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、今日も10,000の線に達し、
高まった状態が続いています。
今後も減少はゆっくりでしょう。



SDO衛星による、太陽の磁場分布。可視光写真の黒点の位置と比べて下さい。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。