宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:39)
今日、C2.2の小規模フレアが発生しました。
また、M1.1の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/28 08:35 C2.2
4/27 22:18 C2.1
19:44 C2.5
17:08 M1.1
08:54 C1.9
4/26 --- ---

黒点  4/28 (NOAA)
磁場 フレア
1459 4 β C2
1465 11 βγδ C2
1466 8 β M1
1467 4 β C2
1468 6 β ---
1469 6 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 457 +2.5
-2 h 466 +3.2
-4 h 463 +2.3
-6 h 466 +3.8
-8 h 475 -2.4
-10 h 450 -1.1
-12 h 439 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -38 -/ -
-2 h -35 -/ -
-4 h -42 -/ -
-6 h -48 -/ -
-8 h -51 -/ -
-10 h -53 -/ -
-12 h -58 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
4/28 0.4 2x10^4
4/27 0.5 1x10^4
4/26 0.4 4x10^4
4/25 0.4 1x10^4
4/24 0.4 7x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 4/23 11:30 C1程度のフレアが続いています。太陽風は低速ですが、南向き磁場の影響で磁気圏はやや活動的です。
2012/ 4/24 12:08 CMEの影響で太陽風の磁場が強い南向きになり、激しい磁気圏活動を起こしています。
2012/ 4/25 11:23 新しい黒点群が複数現れて小規模フレアを起こしています。太陽風の乱れは続き、オーロラの活動も活発です。
2012/ 4/26 09:23 太陽風の速度は700km/秒まで上昇しています。活発なオーロラ活動も続いています。
2012/ 4/27 12:58 太陽風の速度は500km/秒まで下がりました。高速風は続いていますが、磁気圏の活動は弱まっています。
最新のニュース

2012/ 4/28 12:39 更新
太陽風はやや高速です。太陽で小規模のフレアが頻繁に発生しています。

担当 篠原

太陽風は、速度440〜480km/秒とやや高速の状態で安定しています。
高速風は一段落つきましたが、まだ少し影響が残っているようです。

磁場強度は4nTと平均的な値です。
南北成分は、グラフの前半は0nT付近に、後半は主に北向きになっています。
磁気圏の活動は弱く、AE指数は200nTくらいの小さな変化が見られる程度です。

太陽風は、このまま穏やかな状態がしばらく続くと思います。
速度も次第に下がって行くのではないでしょうか。
ただし、太陽では小規模ですがフレア活動が続いているので、
突発的な擾乱が発生する可能性はあります。


放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりも少し高まって、
GOES15衛星の青線は再び10,000のラインを超えています。
ここから更に大きく増加することはないと思いますが、
磁気圏の活動が穏やかになっているので、減少はゆっくりになりそうです。


太陽では、昨夕、27日17時(世界時27日8時)に、
北西の1466黒点群でM1.0の中規模フレアが発生しました。
その他にも、あちこちの黒点群で小規模のフレア活動が続いていて、
C1.1、C2.4、C2.0、C1.6、C1.5、C2.2、C1.5、C1.4と、
Cクラスに達するフレアが次々に発生しています。
GOES衛星のX線グラフは小さな変動が次々発生しています。

現時点では、黒点群はどれも小さく、フレアも小規模に留まっていますが、
今後、活動が強まるのかどうか注目してください。
また、南東(左下)の端からは、新しい黒点が顔を出しています。



大型連休が始まりました。
鹿児島高専は学生の半分が寮にいるということもあり、
学生達は5月1日、2日も含めた9連休です。
今日は普段の週末以上に学生の姿がなく、とても静かです。

今日の鹿児島はとても天気が良く、初夏を思わせる日差しになっています。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。