宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 4/28 12:39 更新 太陽風はやや高速です。太陽で小規模のフレアが頻繁に発生しています。 担当 篠原 太陽風は、速度440〜480km/秒とやや高速の状態で安定しています。 高速風は一段落つきましたが、まだ少し影響が残っているようです。 磁場強度は4nTと平均的な値です。 南北成分は、グラフの前半は0nT付近に、後半は主に北向きになっています。 磁気圏の活動は弱く、AE指数は200nTくらいの小さな変化が見られる程度です。 太陽風は、このまま穏やかな状態がしばらく続くと思います。 速度も次第に下がって行くのではないでしょうか。 ただし、太陽では小規模ですがフレア活動が続いているので、 突発的な擾乱が発生する可能性はあります。 放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりも少し高まって、 GOES15衛星の青線は再び10,000のラインを超えています。 ここから更に大きく増加することはないと思いますが、 磁気圏の活動が穏やかになっているので、減少はゆっくりになりそうです。 太陽では、昨夕、27日17時(世界時27日8時)に、 北西の1466黒点群でM1.0の中規模フレアが発生しました。 その他にも、あちこちの黒点群で小規模のフレア活動が続いていて、 C1.1、C2.4、C2.0、C1.6、C1.5、C2.2、C1.5、C1.4と、 Cクラスに達するフレアが次々に発生しています。 GOES衛星のX線グラフは小さな変動が次々発生しています。 現時点では、黒点群はどれも小さく、フレアも小規模に留まっていますが、 今後、活動が強まるのかどうか注目してください。 また、南東(左下)の端からは、新しい黒点が顔を出しています。 大型連休が始まりました。 鹿児島高専は学生の半分が寮にいるということもあり、 学生達は5月1日、2日も含めた9連休です。 今日は普段の週末以上に学生の姿がなく、とても静かです。 今日の鹿児島はとても天気が良く、初夏を思わせる日差しになっています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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