宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 4/27 12:58 更新 太陽風の速度は500km/秒まで下がりました。高速風は続いていますが、磁気圏の活動は弱まっています。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュースの頃までが最高速で、 その後ゆっくりと下がり続け、現在は500km/秒まで下がっています。 まだ高速の状態ですが、だいぶ勢いは落ちています。 磁場強度も、昨夜のうちに5nTを割り、 3〜4nTとやや弱めの値で安定しています。 高速太陽風の領域は通り過ぎようとしています。 地球磁気圏への影響もすっかり弱まっています。 AE指数の変化は、グラフの最初に昨日の大きな変動の余韻が残っているだけで、 以降は小さな変動が見られる程度です。 これは、太陽風磁場の南北成分の方向が、 昨日の昼頃に北寄りに切り替わったためです。 その後、0nT付近で推移していますが、影響は小さいままです。 今後も太陽風の速度は下がって、穏やかな風になると思われます。 放射線帯の高エネルギー電子の増加は止まって、 1万を割る程度に下がっています。 今後は次第に減少していく傾向でしょう。 太陽では、C1〜C2の小さな小規模フレアが発生していますが、 全体としては落ち着いた印象です。 STEREO Behind衛星によると、太陽の南半球側の東端の向こう側に 活動的な領域がある様です。 GOES衛星の動画でも、活動の様子が見え始めています。 どの様な領域が姿を現すのか、 明後日くらいになるかもしれませんが、注目してください。 また、その向こう側には大きなコロナホールが広がっています。 地球へ影響が届くのは10日以上先ですが、注目していて下さい。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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