宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 4/25 11:23 更新 新しい黒点群が複数現れて小規模フレアを起こしています。太陽風の乱れは続き、オーロラの活動も活発です。 担当 篠原 新しい黒点群が3つ発生しています。 中央付近に1468黒点群、 東端の北と南に、1467群、1469群です。 1467黒点群は、昨日、24日16時半(世界時24日7時半)に、 東端から顔を見せるやいなや、C3.7の小規模フレアを起こし、 1469黒点群も、C1.1、C1.1、C2.6と、規模はより小さいですが、 活発な活動を見せています。 黒点としてはどちらも小さいのですが、今後の活動に注目してください。 また、1465黒点群の磁場構造の分類が、β、γ、δと複雑さを増しています。 ただし、今のところは、特にフレアを起こしているということはありません。 しばらく様子を見て下さい。 太陽風は、乱れた状態が続いています。 昨夕、24日19時(世界時24日10時)頃からは、 速度が500km/秒台に上がり、 その後、500〜550km/秒の間を変化しました。 現在も、ちょうど500km/秒くらいにあるようです。 一方、磁場強度も強まったままで、現在まで10nT強の値が続いています。 南北成分は、昨日の昼過ぎに強い南向きが一旦終わったのですが、 深夜、25日0時(世界時24日15時)くらいから再び南を向くようになり、 強くはありませんが、-5nTの安定した南向きが現在まで続いています。 AE指数のグラフもその変化を反映しています。 最初に活動的な状態が数時間続いた後、 磁場の南向きが終わるとともに、AE指数の変化も小さくなり、 その後、図の後半からは再び南向き磁場の影響で、 500〜1000nTの中規模の変動が続いています。 その最新の様子、25日11時(世界時25日2時)前後の 南極・昭和基地のオーロラの動画をご覧ください。 ちょうど今、南極の空を彩っているオーロラの姿です (という表現は、記事更新直後限定ですが)。 今回の太陽風の擾乱を受けて、 放射線帯の高エネルギー電子が増え始めました。 まだ、数千のレベルですが、更に高まる可能性があります。 明日のデータに注目してください。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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