宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:23)
今日、C2.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/25 01:34 C2.6
4/24 16:37 C3.7
02:37 C2.1
4/23 10:48 C2.1
06:39 C2.4
05:52 C2.0
02:48 C1.7

黒点  4/25 (NOAA)
磁場 フレア
1459 25 β C2
1460 10 β C2
1462 4 β C1
1465 20 βγδ C2
1466 8 β ---
1467 2 α C4
1468 10 β ---
1469 10 β C3

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 506 -3.8
-2 h 502 -4.0
-4 h 537 -7.2
-6 h 575 -6.3
-8 h 553 -4.6
-10 h 502 -4.0
-12 h 520 +0.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -74 -/ -
-2 h -77 -/ -
-4 h -72 -/ -
-6 h -68 -/ -
-8 h -63 -/ -
-10 h -58 -/ -
-12 h -53 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
4/25 0.4 3x10^3
4/24 0.4 7x10^1
4/23 0.4 4x10^1
4/22 0.3 7x10^2
4/21 0.5 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 4/19 12:53 Cクラスのフレア活動が活発に起きています。太陽風は平均的な状態です。
2012/ 4/20 10:09 太陽の西の端でC7.0のフレアが発生しました。太陽風は低速風になり、磁気圏も穏やかです。
2012/ 4/22 09:25 小規模のフレアが続いています。太陽風磁場が南向きに強まっています。
2012/ 4/23 11:30 C1程度のフレアが続いています。太陽風は低速ですが、南向き磁場の影響で磁気圏はやや活動的です。
2012/ 4/24 12:08 CMEの影響で太陽風の磁場が強い南向きになり、激しい磁気圏活動を起こしています。
最新のニュース

2012/ 4/25 11:23 更新
新しい黒点群が複数現れて小規模フレアを起こしています。太陽風の乱れは続き、オーロラの活動も活発です。

担当 篠原

新しい黒点群が3つ発生しています。
中央付近に1468黒点群、
東端の北と南に、1467群、1469群です。

1467黒点群は、昨日、24日16時半(世界時24日7時半)に、
東端から顔を見せるやいなや、C3.7の小規模フレアを起こし、
1469黒点群も、C1.1、C1.1、C2.6と、規模はより小さいですが、
活発な活動を見せています。

黒点としてはどちらも小さいのですが、今後の活動に注目してください。

また、1465黒点群の磁場構造の分類が、β、γ、δと複雑さを増しています。
ただし、今のところは、特にフレアを起こしているということはありません。
しばらく様子を見て下さい。


太陽風は、乱れた状態が続いています。
昨夕、24日19時(世界時24日10時)頃からは、
速度が500km/秒台に上がり、
その後、500〜550km/秒の間を変化しました。
現在も、ちょうど500km/秒くらいにあるようです。

一方、磁場強度も強まったままで、現在まで10nT強の値が続いています。
南北成分は、昨日の昼過ぎに強い南向きが一旦終わったのですが、
深夜、25日0時(世界時24日15時)くらいから再び南を向くようになり、
強くはありませんが、-5nTの安定した南向きが現在まで続いています。

AE指数のグラフもその変化を反映しています。
最初に活動的な状態が数時間続いた後、
磁場の南向きが終わるとともに、AE指数の変化も小さくなり、
その後、図の後半からは再び南向き磁場の影響で、
500〜1000nTの中規模の変動が続いています。

その最新の様子、25日11時(世界時25日2時)前後の
南極・昭和基地のオーロラの動画をご覧ください。
ちょうど今、南極の空を彩っているオーロラの姿です
(という表現は、記事更新直後限定ですが)。


今回の太陽風の擾乱を受けて、
放射線帯の高エネルギー電子が増え始めました。
まだ、数千のレベルですが、更に高まる可能性があります。
明日のデータに注目してください。



南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラの活動。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。