宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 4/18 10:54 更新 太陽に黒点が増えています。太陽風磁場が南向きに大きく振れて、磁気圏の活動が強まりました。 担当 篠原 昨日紹介したフレアの後のCMEの様子を、 SOHO衛星LASCO C3カメラの動画で紹介します。 こちらの写真によると、特に濃いCMEとはなっていませんでした。 地球からは横に向かっているので、影響はないでしょう。 太陽面は、南東の大きな1459黒点群に続いて、 1460、1461、1462群と黒点が増えてにぎやかになっています。 GOES衛星のX線カメラの動画を見ていても、 小さな変動があちこちで起きています。 今後活動が強まるのかどうか、注目してください。 太陽風は、磁場強度が3nTから、一時10nT近くにまで強まりました。 現在も7nTとやや強まったままです。 速度もやや上がって、400km/秒と平均的な速さになっています。 この磁場の変動に伴って、南北成分が -5nTを超えるくらいに南向きに度々強まり、 活発なオーロラ活動を起こしています。 AE指数では、1000nTを超える大きな変化も起きています。 残念なことに、昭和基地の全天カメラの更新は止まっていました。 観測されていればきれいなオーロラが見えたのではないでしょうか。 太陽風は、この後も基本的には穏やかな状態が続くと思います。 その中で、今回のように磁場の南向きが強まって、 オーロラ活動が強まったりすることもあります。 今回の擾乱の影響で、放射線帯の高エネルギー電子は大きく減少しました。 SOHO衛星LASCO C3による、太陽の東側へ噴出したCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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