宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:54)
昨日、M1.8の中規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/18 --- ---
4/17 02:24 M1.8
4/16 09:22 C1.9

黒点  4/18 (NOAA)
磁場 フレア
1455 3 β ---
1459 11 β ---
1460 6 β ---
1461 1 α C1
1462 7 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:47 417 -3.4
-2 h 391 -1.8
-4 h 399 +3.4
-6 h 389 -0.0
-8 h 382 -6.9
-10 h 353 -1.0
-12 h 339 +0.3

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -17 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -19 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -10 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
4/18 0.4 3x10^3
4/17 0.3 1x10^4
4/16 0.3 1x10^4
4/15 0.4 1x10^4
4/14 0.4 6x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 4/13 13:15 高速太陽風が始まりました。現在は550km/秒の高速風が続いています。
2012/ 4/14 13:35 太陽風の速度は600km/秒台に上がりました。磁気圏の活動も続いています。
2012/ 4/15 13:32 太陽風の速度はゆっくりと低下しています。太陽の東端でC2.7のフレアが発生しました。
2012/ 4/16 11:54 太陽風の速度は平均的な状態に戻りました。太陽の東側から大きな黒点が上がってきました。
2012/ 4/17 09:02 太陽の東端でM1.7の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速風になっています。
最新のニュース

2012/ 4/18 10:54 更新
太陽に黒点が増えています。太陽風磁場が南向きに大きく振れて、磁気圏の活動が強まりました。

担当 篠原

昨日紹介したフレアの後のCMEの様子を、
SOHO衛星LASCO C3カメラの動画で紹介します。
こちらの写真によると、特に濃いCMEとはなっていませんでした。
地球からは横に向かっているので、影響はないでしょう。

太陽面は、南東の大きな1459黒点群に続いて、
1460、1461、1462群と黒点が増えてにぎやかになっています。
GOES衛星のX線カメラの動画を見ていても、
小さな変動があちこちで起きています。
今後活動が強まるのかどうか、注目してください。


太陽風は、磁場強度が3nTから、一時10nT近くにまで強まりました。
現在も7nTとやや強まったままです。
速度もやや上がって、400km/秒と平均的な速さになっています。

この磁場の変動に伴って、南北成分が -5nTを超えるくらいに南向きに度々強まり、
活発なオーロラ活動を起こしています。
AE指数では、1000nTを超える大きな変化も起きています。

残念なことに、昭和基地の全天カメラの更新は止まっていました。
観測されていればきれいなオーロラが見えたのではないでしょうか。

太陽風は、この後も基本的には穏やかな状態が続くと思います。
その中で、今回のように磁場の南向きが強まって、
オーロラ活動が強まったりすることもあります。


今回の擾乱の影響で、放射線帯の高エネルギー電子は大きく減少しました。




SOHO衛星LASCO C3による、太陽の東側へ噴出したCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。