宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:02)
今日、M1.8の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/17 02:24 M1.8
4/16 09:22 C1.9
4/15 10:07 C2.7

黒点  4/16 (NOAA)
磁場 フレア
1454 1 α ---
1455 19 β ---
1457 2 α ---
1458 2 β ---
1459 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:56 318 -1.6
-2 h 334 -1.1
-4 h 337 -1.2
-6 h 351 +0.0
-8 h 356 +0.3
-10 h 368 -0.0
-12 h 373 -2.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -29 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -23 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -24 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^4
4/17 0.3 1x10^4
4/16 0.3 1x10^4
4/15 0.4 1x10^4
4/14 0.4 6x10^3
4/13 0.4 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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X線5分1分 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 4/12 08:48 太陽風は低速で、磁気圏も静かです。コロナホールによる高速太陽風が始まる可能性があります。
2012/ 4/13 13:15 高速太陽風が始まりました。現在は550km/秒の高速風が続いています。
2012/ 4/14 13:35 太陽風の速度は600km/秒台に上がりました。磁気圏の活動も続いています。
2012/ 4/15 13:32 太陽風の速度はゆっくりと低下しています。太陽の東端でC2.7のフレアが発生しました。
2012/ 4/16 11:54 太陽風の速度は平均的な状態に戻りました。太陽の東側から大きな黒点が上がってきました。
最新のニュース

2012/ 4/17 09:02 更新
太陽の東端でM1.7の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速風になっています。

担当 篠原

17日2時半(世界時16日17時半)に、太陽の東端でM1.7の中規模フレアが発生しました。
深夜に、一週間ぶりの速報メールが流れてきました。

SDO衛星AIA193と304による、その頃の動画を掲載します。
フレアの規模以上に印象的な激しいコロナの噴出が発生しています。
昨日の動画に似ていますが、違うイベントです。

SOHO衛星のLASCOカメラの写真がまだ更新されていないので、
CMEの様子はまだ分かりません。
地球からは横方向に噴き出しているので、大きな影響はないでしょう。

SDO衛星によると、この活動領域は既にこちら側に回ってきているようですが、
可視光写真を見ると、大きな黒点がある様には見えません。
この領域の、今後の活動に注目してください。

一方、南東の1459黒点群は、黒点の数は多いですが、
GOES衛星のX線カメラで見ると、あまり活動的ではないようです。


太陽風は、引き続き速度が低下して、現在は320k/秒とかなり遅くなっています。
磁場強度も3nT前後と弱めの状態で、太陽風はだいぶ穏やかです。

このため、磁気圏も静穏で、
AE指数は、小さな変化が見られる程度です。

太陽にはコロナホールも見られず、
太陽風はしばらく穏やかな状態が続きそうです。
ただし、新しく現れた活動領域でCMEが発生すると、
今後は地球にも影響が及ぶでしょう。



SDO衛星のAIA193, 304カメラによる、太陽の東端で発生したM1.7フレアの様子。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。