宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 4/13 13:15 更新 高速太陽風が始まりました。現在は550km/秒の高速風が続いています。 担当 篠原 コロナホールによる太陽風の乱れが始まりました。 昨日のニュースの後、太陽風の磁場強度が10nTに強まり、 やがて速度も上がり始めて、昨夜のうちに550km/秒の高速状態になりました。 12日23時(世界時12日14時)頃からは、 磁場の南北成分が南向きに振れるようになり、 その影響を受けて、磁気圏のオーロラ活動も活発化しています。 AE指数のグラフは13日0時(世界時12日15時)頃から太くなり始め、 1000nTに達する活発な変化も記録されています。 南極の昭和基地のオーロラの様子を紹介します。 AE指数で最も大きな変化が発生した頃の昭和基地の空です。 現在の太陽風は、速度は550km/秒と高速状態で安定していますが、 磁場強度は10nTから5nTに一段下がっています。 このことより、高速風領域の最高速度に達しているのではないかと思います。 SDO衛星AIA193で見えていたコロナホールは、 南北(縦方向)に広がっていましたが、 東西方向(横方向)の広がりはそれほど広くなく、 高速風の継続時間はあまり長くならないでしょう。 明日にはもう下がり始めているかもしれません。 太陽は、小さな活動領域があちこちに現われて、 SDO衛星の可視光写真では、小さな黒点が現われたり消えたりしています。 しかし、フレア活動としては、 1455黒点群でBクラスの小さなフレアが発生している程度です。 南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラの活動。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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