宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 4/14 13:35 更新 太陽風の速度は600km/秒台に上がりました。磁気圏の活動も続いています。 担当 篠原 昨日のニュースの後、太陽風の速度はもう一段上がって600km/秒台に入り、 13日18時(世界時13日9時)には、短時間ですが650km/秒にまで達しました。 この間、磁場強度は3〜4nTと弱めの状態で安定しています。 南北成分は、-2nT前後の弱い南向きが続いています。 このため、磁気圏も小規模の変動がずっと続いています。 AE指数のグラフは300〜500nT程度の小幅の変化が連続しています。 現在の太陽風の速度は、580km/秒とやや下がり気味です。 コロナホールの分布から、高速風は長い時間は続かないと思われます。 明日には下がり始めるかもしれません。 その後は、静かな太陽風がしばらく続くでしょう。 今回の太陽風の乱れの影響で、放射線帯の高エネルギー電子がやや増加しています。 明日、更に強まるようだと、10000にまで達するかもしれません。 太陽は、1455黒点群でB9.8とCクラスぎりぎりの小さなフレアが発生している程度で、 全体的に穏やかです。 黒点も、北東に1457黒点群がもうひとつ見える程度です。 太陽は1ヶ月近く穏やかな状態が続いています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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