宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:32)
今日、C2.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/15 10:07 C2.7
4/14 --- ---
4/13 --- ---

黒点  4/15 (NOAA)
磁場 フレア
1455 18 β ---
1457 4 β ---
1458 2 β ---
1459 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 480 -0.5
-2 h 489 -0.8
-4 h 512 +0.4
-6 h 553 +1.1
-8 h 544 +0.5
-10 h 567 +0.0
-12 h 578 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -45 -/ -
-2 h -35 -/ -
-4 h -46 -/ -
-6 h -50 -/ -
-8 h -57 -/ -
-10 h -63 -/ -
-12 h -67 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 9x10^3
4/15 0.4 1x10^4
4/14 0.4 6x10^3
4/13 0.4 2x10^2
4/12 0.5 4x10^2
4/11 0.4 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 4/10 11:37 昨夜、C3.9の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2012/ 4/11 11:44 速度の遅い太陽風が続いています。明日以降、高速の太陽風がやって来る可能性があります。
2012/ 4/12 08:48 太陽風は低速で、磁気圏も静かです。コロナホールによる高速太陽風が始まる可能性があります。
2012/ 4/13 13:15 高速太陽風が始まりました。現在は550km/秒の高速風が続いています。
2012/ 4/14 13:35 太陽風の速度は600km/秒台に上がりました。磁気圏の活動も続いています。
最新のニュース

2012/ 4/15 13:32 更新
太陽風の速度はゆっくりと低下しています。太陽の東端でC2.7のフレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、ゆっくりと下がっています。
昨日のニュースの頃は580km/秒でしたが、その後じわじわと下がり続け、
現在は490km/秒と、ちょうど500km/秒台を割ったところです。
太陽風は、明日には平均的な速度に戻りそうです。

太陽風の磁場強度は、2nTと弱くなっています。
南北成分は、0nTの線をはさんで南北に小さく変化していますが、
磁気圏への影響はだいぶ小さくなり、
AE指数のグラフは小幅の変化が見られた程度です。

速度が下がってきたこともあり、磁気圏の活動は今後も穏やかに推移するでしょう。


放射線帯の高エネルギー電子は、
GOES15衛星の青線が10000に達しています。
やや強まった状態になっています。


太陽では、東端から新しい黒点群が姿を現しています。
北半球側から1458黒点群、南半球側から1459黒点群です。

また、1458群の向こう側には別の活動領域があるようで、
そこで、C2.7の小規模フレアが15日10時(世界時15日1時)に発生しています。
今後どんな黒点群が顔を出すのか、注目してください。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。