宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 4/16 11:54 更新 太陽風の速度は平均的な状態に戻りました。太陽の東側から大きな黒点が上がってきました。 担当 篠原 太陽風の速度は、昨日のニュース以降も下がり続け、 ちょうど、410km/秒と平均的な速さに戻ったところです。 地球は、高速太陽風の領域を通り過ぎました。 太陽風の磁場強度は、2〜3nTと弱まった状態が続いています。 南北成分は比較的南寄りに推移しているのですが、 振れ幅が小さいことと、速度が下がってしまったため、 磁気圏の変化は小さく、AE指数は200〜300nTの小幅の変化が見える程度です。 この後も、太陽風は穏やかな風が続き、 磁気圏のオーロラ活動は弱いものとなりそうです。 放射線帯の高エネルギー電子は、今日も10000の線を超えています。 太陽風が落ち着いたので、今後の減少はゆっくりとなるでしょう。 高まった状態がしばらく続きそうです。 太陽は、南半球側の東端から上ってきた1459黒点群の全体の姿が見えてきました。 大きな黒点が5つほど連なって、迫力のある姿です。 SDO衛星の可視光カメラによる、拡大写真を掲載します。 また、昨日、太陽の北東端で発生したCMEに関係する動画を掲載します。 SDO衛星AIA304による撮影です。 フレアに伴って、大きなコロナの帯が太陽から噴き上がっています。 その後の様子を、SOHO衛星LASCO C3カメラの動画で紹介します。 太陽の東に向かって、CMEの白いガスが噴き出しています。 地球に対しては横方向なので、影響はないでしょう。 この領域はまだこちら側に姿を現していませんが、 今朝、16日9時半(世界時16日0時半)に、C1.8の小規模フレアを起こしています。 今後の活動に注目して下さい。 (c) SDO (NASA) SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の北東端でフレアに伴う噴出。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星LASCO C3カメラによる、太陽の東へ向かって噴出するCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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