宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:54)
今日、C1.9の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/16 09:22 C1.9
4/15 10:07 C2.7
4/14 --- ---

黒点  4/16 (NOAA)
磁場 フレア
1454 1 α ---
1455 19 β ---
1457 2 α ---
1458 2 β ---
1459 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:47 412 -1.0
-2 h 415 +0.3
-4 h 424 -0.7
-6 h 428 -1.0
-8 h 439 -1.9
-10 h 441 -2.1
-12 h 448 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -29 -/ -
-2 h -32 -/ -
-4 h -34 -/ -
-6 h -36 -/ -
-8 h -36 -/ -
-10 h -36 -/ -
-12 h -40 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 1x10^4
4/16 0.3 1x10^4
4/15 0.4 1x10^4
4/14 0.4 6x10^3
4/13 0.4 2x10^2
4/12 0.5 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 4/11 11:44 速度の遅い太陽風が続いています。明日以降、高速の太陽風がやって来る可能性があります。
2012/ 4/12 08:48 太陽風は低速で、磁気圏も静かです。コロナホールによる高速太陽風が始まる可能性があります。
2012/ 4/13 13:15 高速太陽風が始まりました。現在は550km/秒の高速風が続いています。
2012/ 4/14 13:35 太陽風の速度は600km/秒台に上がりました。磁気圏の活動も続いています。
2012/ 4/15 13:32 太陽風の速度はゆっくりと低下しています。太陽の東端でC2.7のフレアが発生しました。
最新のニュース

2012/ 4/16 11:54 更新
太陽風の速度は平均的な状態に戻りました。太陽の東側から大きな黒点が上がってきました。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日のニュース以降も下がり続け、
ちょうど、410km/秒と平均的な速さに戻ったところです。
地球は、高速太陽風の領域を通り過ぎました。

太陽風の磁場強度は、2〜3nTと弱まった状態が続いています。
南北成分は比較的南寄りに推移しているのですが、
振れ幅が小さいことと、速度が下がってしまったため、
磁気圏の変化は小さく、AE指数は200〜300nTの小幅の変化が見える程度です。

この後も、太陽風は穏やかな風が続き、
磁気圏のオーロラ活動は弱いものとなりそうです。

放射線帯の高エネルギー電子は、今日も10000の線を超えています。
太陽風が落ち着いたので、今後の減少はゆっくりとなるでしょう。
高まった状態がしばらく続きそうです。


太陽は、南半球側の東端から上ってきた1459黒点群の全体の姿が見えてきました。
大きな黒点が5つほど連なって、迫力のある姿です。
SDO衛星の可視光カメラによる、拡大写真を掲載します。

また、昨日、太陽の北東端で発生したCMEに関係する動画を掲載します。
SDO衛星AIA304による撮影です。
フレアに伴って、大きなコロナの帯が太陽から噴き上がっています。

その後の様子を、SOHO衛星LASCO C3カメラの動画で紹介します。
太陽の東に向かって、CMEの白いガスが噴き出しています。
地球に対しては横方向なので、影響はないでしょう。

この領域はまだこちら側に姿を現していませんが、
今朝、16日9時半(世界時16日0時半)に、C1.8の小規模フレアを起こしています。
今後の活動に注目して下さい。



SDO衛星の可視光写真による、太陽の南東端近くの1459黒点群の姿。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の北東端でフレアに伴う噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C3カメラによる、太陽の東へ向かって噴出するCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。