宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 4/12 08:48 更新 太陽風は低速で、磁気圏も静かです。コロナホールによる高速太陽風が始まる可能性があります。 担当 篠原 太陽風は、300km/秒台前半の低速の風が続いています。 昨日午後、11日17時(世界時11日8時)に、 磁場強度が3nTから10nTに急に強まる変化が見られましたが、 速度は320km/秒から350km/秒にわずかに上がっただけでした。 もしかすると、8日のニュースでお知らせしたCMEの影響が 弱いながらもやって来たのかもしれません。 現在の太陽風は、速度は320km/秒、磁場強度は6nTと 昨日までとほとんど変化はありません。 一方、SDO衛星AIA193の太陽コロナを見ると、 コロナホールは太陽の西側に半分ほど進み、 地球へ影響が及び始める目安の位置に達しています。 今日、明日くらいに太陽風に変化が始まる可能性があります。 現在の磁気圏はとても静かで、AE指数はほとんど変化していません。 今後、コロナホールによる太陽風の乱れが到来すると、 磁場の振れ具合(南向きに強まるなど)によっては、 オーロラ活動が活発化する可能性があります. 太陽は、中心部に現われた黒点に1455黒点群という番号が付きました。 新しい領域だけあって、小さいフレアの活動が活発に見えています。 今後、黒点が成長するのかどうか注目してください。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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