宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 4/11 11:44 更新 速度の遅い太陽風が続いています。明日以降、高速の太陽風がやって来る可能性があります。 担当 篠原 太陽の活動は穏やかな状態が続いていますが、 東の端から小さい黒点群が上がってきました。 1454黒点群と番号が付いています. また、中心から少し左上に上がったところにも、小さい黒点が見えています。 太陽の活動度は、黒点の見えない状態が続くまでは下がっていないようです。 1454群の南北にも小さな白斑の領域が見えています。 この辺りにも今後黒点が現われることがあるかもしれません。 太陽風は、340km/秒と低速の状態が続いています。 今朝からはもう一段下がって、現在は300km/秒まで遅くなっています。 磁場強度は5nT付近で安定しています。 磁気圏も静穏で、AE指数のグラフはほとんど変化していません。 太陽風は、明日以降、コロナホールの影響で速度が高まる可能性があります。 高速風がやって来るときには、初めに磁場強度が強まる傾向があります。 ACEの図の速度(黄色線)のグラフとともに、磁場強度(白線)のグラフにも注目してください。 こちらが強まり始めると、やがて速度の上昇も始まるでしょう。 また、磁場が強まると、南北成分が南側に大きく振れる可能性が出てきます。 すると、オーロラの活動度も高まります。 アラスカのライブカメラは、だいぶ短時間になりましたがまだ見えますし、 南極の昭和基地の全天カメラにも注目してください。 今日の鹿児島はまとまった雨になっています。 今日の雨と昨日の風(桜吹雪が見事でした)で桜の花は一気に散り、 今度は緑の若葉が目立ってきました。 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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