宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 4/ 9 10:45 更新 太陽は無黒点になりそうです。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。 担当 篠原 1450黒点群が太陽の西の端に消えようとしています。 現在、これ以外の黒点は見えず、 このまま行くと太陽は、2011年8月14日以来、 8ヶ月前ぶりの無黒点になるかもしれません。 ここでいう無黒点とは、SIDCのデータによるものです。 明日の太陽はどうなっているでしょうか。 (ただし、黒点数のデータが公開されるのは翌月です) フレア活動は、Bクラスの小さな変化が度々発生しています。 この様子では、Cクラスに達する変化も発生するかもしれません。 と書いているところで、ちょうどC2.6の小規模フレアが発生しました。 GOES衛星のX線グラフの最後に、急な上昇が見えています。 太陽風は、速度がゆっくりと下がって、 350km/秒とより低速の状態になっています。 磁場強度も2〜4nTと弱まっていて、太陽風は穏やかです。 磁気圏の活動も穏やかで、AE指数は小さな変化が起きている程度です。 SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真を見ると、 コロナホールは太陽の中心線に達したところです。 コロナホールは、太陽の磁場が外側へ向かって広がっている領域です。 磁力線に沿ってコロナのプラズマが吹き出して行くため、 コロナは穴が開いた様に暗く見えます。 太陽の中心線に達したときに、プラズマは地球に向かって吹き出し、 およそ3日後に速度の高い太陽風となって到来します。 12日以降の太陽風の変化に注目してください。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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