宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:44)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 8 01:53 C2.5
4/ 7 --- ---
4/ 6 05:44 C1.6
01:15 C3.1

黒点  4/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1450 14 βγ C3
1452 4 β C2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:37 372 +0.2
-2 h 375 +1.7
-4 h 365 +0.7
-6 h 371 -1.3
-8 h 357 +2.0
-10 h 347 +1.8
-12 h 354 +3.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -20 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
4/ 8 0.4 3x10^2
4/ 7 0.3 2x10^2
4/ 6 0.6 2x10^2
4/ 5 0.3 9x10^2
4/ 4 0.4 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 4/ 3 12:12 太陽風磁場の南向きが続いています。磁気圏の活動も続いています。
2012/ 4/ 4 11:51 太陽風は低速の状態が続いています。太陽のフレアも静かです。
2012/ 4/ 5 09:43 太陽風の磁場が南向きに強まっています。オーロラの活動も強まっています。
2012/ 4/ 6 12:12 太陽風磁場南向きの影響で、活発な磁気圏活動が続きました。Cクラスの小規模フレアが発生しています。
2012/ 4/ 7 14:11 太陽は穏やかです。太陽風は低速ですが、南向き磁場の影響が見られています。
最新のニュース

2012/ 4/ 8 12:44 更新
太陽でC2の小規模フレアが起きました。太陽風は低速の状態が続いています。

担当 篠原

太陽の西の端近くに見える1450黒点群の左側で、
C2.4の小規模フレアが、深夜、8日2時(世界時7日17時)に発生しました。
それに続くように、CMEの噴出が発生しています。
SDO衛星AIA193と、SOHO衛星LASCO C2、C3による動画を掲載します。

SDO衛星の動画では、
右下に向かって黒いガスが噴き出すのが良く見えています。
これがSOHO衛星の動画に繋がって、
太陽から右に向かって噴き出す白いガスになるのです。
地球からは横に向かう噴出なので、影響はありません。

SOHO衛星の動画では、下に向かうCMEも見えますが、
これは太陽の裏側の現象です。

太陽は、活動的な領域は、1450黒点群付近しかなく、
この後も穏やかに推移しそうです。


太陽風は、速度が少し上がって、
370〜380km/秒と平均的なレベルにやや近づいています。
上がり方はゆっくりで、これ以上の大きな上昇はないでしょう。

一方、磁場強度は、昨日は10nTくらいに強まっていましたが、
今日にかけてゆっくりと下がり、現在は4nTとやや弱まった値です。
磁場の南北成分は、昨夜、7日20時(世界時7日11時)頃までは南向きが続きましたが、
以降、北向きに切り替わり、今朝からは0nT付近で変化しています。

このため、磁気圏の活動も昨夜までは
AE指数で500〜800nTの中規模の変化が続きましたが、
以降は穏やかになっています。


SDO衛星AIA193を見ると、コロナホールは真ん中に近づいています。
この領域の影響が及び始める5日後くらいまでは、
太陽風は穏やかに推移しそうです。




SDO衛星のAIA193カメラによる、C2.4の小規模フレアに続くCMEの噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C2、C3カメラによるCMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。