宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 4/ 8 12:44 更新 太陽でC2の小規模フレアが起きました。太陽風は低速の状態が続いています。 担当 篠原 太陽の西の端近くに見える1450黒点群の左側で、 C2.4の小規模フレアが、深夜、8日2時(世界時7日17時)に発生しました。 それに続くように、CMEの噴出が発生しています。 SDO衛星AIA193と、SOHO衛星LASCO C2、C3による動画を掲載します。 SDO衛星の動画では、 右下に向かって黒いガスが噴き出すのが良く見えています。 これがSOHO衛星の動画に繋がって、 太陽から右に向かって噴き出す白いガスになるのです。 地球からは横に向かう噴出なので、影響はありません。 SOHO衛星の動画では、下に向かうCMEも見えますが、 これは太陽の裏側の現象です。 太陽は、活動的な領域は、1450黒点群付近しかなく、 この後も穏やかに推移しそうです。 太陽風は、速度が少し上がって、 370〜380km/秒と平均的なレベルにやや近づいています。 上がり方はゆっくりで、これ以上の大きな上昇はないでしょう。 一方、磁場強度は、昨日は10nTくらいに強まっていましたが、 今日にかけてゆっくりと下がり、現在は4nTとやや弱まった値です。 磁場の南北成分は、昨夜、7日20時(世界時7日11時)頃までは南向きが続きましたが、 以降、北向きに切り替わり、今朝からは0nT付近で変化しています。 このため、磁気圏の活動も昨夜までは AE指数で500〜800nTの中規模の変化が続きましたが、 以降は穏やかになっています。 SDO衛星AIA193を見ると、コロナホールは真ん中に近づいています。 この領域の影響が及び始める5日後くらいまでは、 太陽風は穏やかに推移しそうです。 SDO衛星のAIA193カメラによる、C2.4の小規模フレアに続くCMEの噴出。 (c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SOHO衛星LASCO C2、C3カメラによるCMEの様子。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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