宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:12)
今日、C3.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 6 05:44 C1.6
01:15 C3.1
4/ 5 01:16 C1.3
4/ 4 --- ---

黒点  4/ 6 (NOAA)
磁場 フレア
1450 14 βγ C3
1452 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:07 373 +3.6
-2 h 366 +3.0
-4 h 367 +1.6
-6 h 375 +0.6
-8 h 339 +5.3
-10 h 343 +7.4
-12 h 329 +2.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -21 -/ -
-2 h -27 -/ -
-4 h -27 -/ -
-6 h -24 -/ -
-8 h -26 -/ -
-10 h -31 -/ -
-12 h -36 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 5x10^1
4/ 6 0.3 2x10^2
4/ 5 0.3 9x10^2
4/ 4 0.4 2x10^3
4/ 3 0.5 5x10^2
4/ 2 0.6 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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衛星電子 (GOES)
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Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 4/ 1 10:28 太陽は穏やかです。太陽風は低速で、磁気圏は静かです。
2012/ 4/ 2 11:10 太陽風は低速です。磁場の南向きが強まって、オーロラの活動も続いています。
2012/ 4/ 3 12:12 太陽風磁場の南向きが続いています。磁気圏の活動も続いています。
2012/ 4/ 4 11:51 太陽風は低速の状態が続いています。太陽のフレアも静かです。
2012/ 4/ 5 09:43 太陽風の磁場が南向きに強まっています。オーロラの活動も強まっています。
最新のニュース

2012/ 4/ 6 12:12 更新
太陽風磁場南向きの影響で、活発な磁気圏活動が続きました。Cクラスの小規模フレアが発生しています。

担当 篠原

今朝、6日6時(世界時5日21時)に太陽の西寄りの1450黒点群で
C1.5の小規模フレアが発生しました。
SDO衛星AIA195による動画を掲載します。

このフレアに伴って小規模のCMEが噴出しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3による動画を2枚目に掲載します。
このフレアとほとんど同じ頃に太陽の裏側でも
フィラメント噴出と思われる現象が発生しました。
このため、太陽の右上と左上に向かって一斉にCMEが広がっています。
LASCO C2(赤い写真)の動画に注目すると、それぞれの時間差を見ることができます。

CMEとしては、北西に向かっている事と、規模も小さいので、
地球への影響は特にないでしょう。

1450黒点群はこのフレアの前にもC3.1の小規模フレアを起こしています。
やや活動的になっているようで、この後も小規模フレアなどを起こすかもしれません。


昨日発生していた太陽風磁場の南向きの強まりは、
昨夜、5日20時(世界時20日11時)頃まで続きました。
以降は、北向きに傾向が変わっています。
ただし、磁場強度はずっと8〜10nTと強めの状態が続いています。

太陽風の速度は、昨夜から380km/秒へ小幅の上昇をしましたが、
低速の傾向は続いています。

南向き磁場の強まりによって、磁気圏の活動も活発に続きました。
AE指数のグラフは、磁場の南向きが続いた前半に600nTの中規模の変動が続き、
一時的に1500nTに達する激しい変化も記録されています。
しかし、図の後半は太陽風の磁場が北向きになったため、活動は止まっています。


SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
東端近くに南北に細長く伸びるコロナホールが見えてきました。
これから4日ほどかけて太陽の中心線に近づいて行きます。
次の太陽風の乱れの要因として今後注目してください。



SDO衛星のAIA193カメラによる、C1.5の小規模フレア。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C2、C3カメラによるCMEの様子。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。