宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 4/ 4 11:51 更新 太陽風は低速の状態が続いています。太陽のフレアも静かです。 担当 篠原 太陽と太陽風は今日も穏やかで、 宇宙天気はのんびりした日が続いています。 気分転換に、現在のSTEREO衛星の位置を確認しましょう。 STEREO衛星は、AheadとBehindとよばれる2機の衛星が、 地球の左右に広がって行って、太陽を幅広く見渡しています。 その位置は次第に地球から離れて行くので、時々確認しておく必要があります。 現在の衛星の位置は、where is stereo?というページで見ることができます。 現在のSTEREO衛星は、どちらも太陽よりも向こう側に行っています。 Behind→地球→Ahead→Behindの角度は、120度、110度、130度となっていて、 ちょうど均等に3方向から太陽を見ている状態です。 SDO衛星を加えた3衛星から見た28日間の太陽コロナの様子を動画にしました。 (ちょっとたいへんでした・・・) すると、暗いコロナホールの筋や、明るく光る活動領域が、 次々と隣の衛星の視界に移って行く様子が見えます。 現在、太陽を360度全て、 それも比較的良い画像として見ることができているのです。 今後、STEREO衛星は更に地球から離れて行き、太陽の反対側に近づいて行きます。 太陽全体を見渡すことは今後もできますが、地球との角度が開いて行くので、 東西の端の領域は、次第に歪んで見にくくなるでしょう。 現在の太陽風は、速度は300km/秒から340km/秒ほどに少し上がっていますが、 低速の状態は続いています。 磁場強度は5nTと平均的な強さで、南北成分の南向きの傾向も続いています。 ただ、-2〜 -4nTと振れ幅はやや小さくなり、変動もしています。 太陽風の傾向が変わりつつあるのかもしれません。 これからコロナホールの影響がやって来るかもしれないと書きましたが、 まだその変化は見えていません。 太陽は、特にフレア活動もなく穏やかです。 X線の動画で見えていた変化は小さくなっているようで、 1450群、1452群の活動の強まりは起きていません。 STEREO Behind、Ahead各衛星と、太陽、地球の位置関係。 (c) STEREO (NASA) STEREO Behind、Ahead衛星とSDO衛星による3方向から見た28日間の太陽コロナ。 (c) STEREO (NASA)、SDO (NASA) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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