宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:25)
昨日、C1.5の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/31 --- ---
3/30 01:36 C1.5
3/29 22:10 C5.0
20:45 C1.8
18:42 C7.8
06:42 C1.5

黒点  3/31 (NOAA)
磁場 フレア
1438 2 β ---
1442 5 β ---
1443 2 β ---
1445 4 β ---
1448 3 β ---
1449 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 407 +0.7
-2 h 410 -2.0
-4 h 417 +1.9
-6 h 390 +4.0
-8 h 394 +2.9
-10 h 392 +3.5
-12 h 395 +1.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -21 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 9x10^1
3/31 0.8 2x10^2
3/30 0.9 8x10^2
3/29 0.4 6x10^2
3/28 0.3 6x10^2
3/27 0.4 8x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 3/26 18:36 太陽風は低速の風になりました。太陽の活動もC1.5のフレアが発生した程度です。
2012/ 3/27 13:32 太陽風は低速です。磁場が南寄りに変わり、オーロラ活動が少し強まっています。
2012/ 3/28 13:09 太陽風磁場が長時間南向きに強まり、活発な磁気圏の活動を起こしています。
2012/ 3/29 11:58 太陽風磁場の強まりは終わり、速度も低速になりそうです。磁気圏は穏やかになっています。
2012/ 3/30 12:18 太陽の東端に活動的な領域が近づき、Cクラスのフレアを起こしています。太陽風は低速です。
最新のニュース

2012/ 3/31 12:25 更新
太陽のフレア活動は静かです。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

1429黒点群はこちら側へ戻ってくる前に力尽きてしまったのでしょうか、
白斑や磁場の強まりは姿を現しましたが、黒点は見えなくなっています。
向こう側にいる間は、フレアを起こしていたようなのですが、
現在は静かになっています。
もうしばらく様子を見てみましょう。

また、太陽の北部でフィラメントの噴出が3回ほど発生しています。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。
北極付近で2回見えた後、北東側でもう一つ発生しています。
こちらはフレアなのかもしれません。

これに伴って、CME(太陽ガスの放出現象)も北に向かって噴き出しています。
地球への影響は特にはなさそうです。


太陽風は、昨日の午後から400km/秒台に上がり、
低速風から平均的な速さに戻っています。
現在は420km/秒です。
27日周期の図でも、前周期の今頃はこのくらいの速度でしたので、
前回と同じような状態が続いていると言えそうです。

磁場強度は5〜6nT付近で安定しています。
南北成分は北寄りになっていて、磁気圏は穏やかです。
AE指数のグラフはほとんど変化していません。

この後も、しばらく穏やかな状態が続きそうです。



SDO衛星による太陽の磁場分布。北東の端に1429黒点群が回帰した磁場の強まりが見えます。
(c) SDO (NASA)


SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の北部で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星LASCO C3カメラによる、太陽の北へ向かって噴出したCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。