宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:58)
今日、C1.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/29 06:42 C1.5
3/28 --- ---
3/27 13:16 C1.7
11:48 C5.4
08:31 C2.7

黒点  3/29 (NOAA)
磁場 フレア
1438 4 β ---
1442 8 β C3
1445 5 β ---
1447 2 α ---
1448 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 369 +0.9
-2 h 389 +0.6
-4 h 382 -0.1
-6 h 396 -1.1
-8 h 415 -1.1
-10 h 435 -0.8
-12 h 454 -0.5

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -31 -/ -
-2 h -31 -/ -
-4 h -33 -/ -
-6 h -34 -/ -
-8 h -36 -/ -
-10 h -37 -/ -
-12 h -40 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 4x10^2
3/29 0.4 6x10^2
3/28 0.3 6x10^2
3/27 0.4 8x10^2
3/26 0.4 7x10^2
3/25 0.3 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
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衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
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TromsoLongyear...
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 3/24 13:24 太陽風は穏やかです。M1の中規模フレアが発生しています。
2012/ 3/25 19:06 太陽で小規模フレアが起きています。太陽風は平均的な速度です。
2012/ 3/26 18:36 太陽風は低速の風になりました。太陽の活動もC1.5のフレアが発生した程度です。
2012/ 3/27 13:32 太陽風は低速です。磁場が南寄りに変わり、オーロラ活動が少し強まっています。
2012/ 3/28 13:09 太陽風磁場が長時間南向きに強まり、活発な磁気圏の活動を起こしています。
最新のニュース

2012/ 3/29 11:58 更新
太陽風磁場の強まりは終わり、速度も低速になりそうです。磁気圏は穏やかになっています。

担当 篠原

角田桂子さんより、2008年、2010年と以前に撮影されたものですが、
アイスランドのオーロラ写真をいただきました。
アイスランドは北半球のオーロラ帯の直下にあり、オーロラ観望の好適地です。
角田さんはこちらに長期滞在されていたとのことで、
氷河や氷河湖と重ねた、極北の地ならではの美しい写真たちです。

撮影時の宇宙天気ニュースを調べると、
それぞれコロナホールによる高速の太陽風がやって来て、
磁気圏活動が活発に発生していました。
こうやって振り返るのも興味深いです。
どうもありがとうございました。

アイスランドは南極の昭和基地と磁力線でつながっている地域であることも特徴で、
南北両半球で同時に見えるオーロラの研究を行っていることでも知られています。
国立極地研究所の解説ページをご覧ください。



現在の宇宙天気は、
強まっていた太陽風の磁場は、昨日のニュースの後は5nTを割るくらいに下がり、
現在は3nTとやや弱まった状態になっています。
一方、速度は、昨夜まで450km/秒とやや高速の状態が続きましたが、
夜半を過ぎた頃から下がり始め、今朝はもう400km/秒を割っていました。
現在は370km/秒くらいに下がって、このまま低速風になるかもしれません。

太陽風の強まりが収まるとともに、
磁場の南北成分も0nT付近に留まるようになり、
その結果、磁気圏の乱れも弱まっています。
AE指数のグラフの変動は、前半から後半へ次第に振れ幅が小さくなっています。

今後は、現状の様な穏やかな太陽風がしばらく続くと思われます。
オーロラの活動も小さなものに留まりそうです。


太陽は、今朝、C1.5の小規模フレアが発生した程度で、活動は穏やかです。
北半球側の東端から、活発にフレアを起こしている活動領域がもうすぐ顔を出します。
今後は、こちらへの注意が必要になりそうです。



角田桂子さんによる、2008年2月1日にアイスランドで撮影したレイキャヴィークの街の上のオーロラ。
(c) 角田桂子氏


角田桂子さんによる、2008年10月3日にアイスランドで撮影したオーロラ。
(c) 角田桂子氏


角田桂子さんによる、2008年10月11日にアイスランドで撮影した、噴火以前のエイヤフィヤトラ氷河とオーロラ。
(c) 角田桂子氏


角田桂子さんによる、2010年4月4日にアイスランドで撮影した、氷河湖を照らすオーロラ。
(c) 角田桂子氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。