宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 3/ 3 12:53 更新 太陽の東端でM3.3のフレアが発生しました。太陽風は400km/秒台前半です。磁気圏の活動も続いています。 担当 篠原 昨夜、3日2時半(世界時2日17時半)に、 太陽の東端でM3.3の中規模フレアが発生しました。 GOES衛星のX線カメラの動画を掲載しますが、 太陽の向こう側で起きたフレアの様です。 このため、本当の規模はM3よりも大きかったのかもしれません。 GOES衛星の動画では、ちょうどフレア発生頃の写真が欠けていて、 きれいな動きになっていません。 パシッと光って見える印象が強いのは、そのためです。 このフレアを起こしたのではないかと思われる活動領域が、 可視光写真の東端に顔を出しています。 今後の活動に注目してください。 太陽風は、速度440km/秒、磁場強度5nTの状態が 昨日以降もずっと続いていました。 磁場の南北成分も、-3nTくらいの南向きが続いていて、 磁気圏活動を強めています。 AE指数のグラフでは、500nT前後の中小規模の活動が 一日を通して発生しています。 極域では、オーロラを楽しめたのではないでしょうか。 27日周期の図で、前周期の様子を見ると、 太陽風は現在の様な状態がまだ数日続いていました。 今回はどうなるでしょうか。 ACEの最新値では、速度が380km/秒に下がっています。 このまま低速風になってしまうのか、 それとも、この後も400km/秒台前半の風が続くのでしょうか。 放射線帯の高エネルギー電子が増加しています。 ぎりぎりですが、GOES15の値が10,000のレベルに達しています。 明日、更に増えている可能性もあるので、注目してください。 GOES-15のX線カメラによる、太陽の東の端で発生したM3.3のフレア。 (c) NOAA/SWPC 、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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