宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:29)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/29 --- ---
2/28 --- ---
2/27 06:35 C2.3

黒点  2/29 (NOAA)
磁場 フレア
1423 1 α ---
1425 1 α ---
1426 3 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:17 435 -0.9
-2 h 430 -2.2
-4 h 435 -3.0
-6 h 445 -1.0
-8 h 423 +3.1
-10 h 410 +4.4
-12 h 425 +4.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 1 -/ -
-2 h 4 -/ -
-4 h 12 -/ -
-6 h 19 -/ -
-8 h 22 -/ -
-10 h 28 -/ -
-12 h 35 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 4x10^1
2/29 0.3 9x10^1
2/28 1.2 2x10^2
2/27 4.0 3x10^3
2/26 4.6 2x10^3
2/25 2.7 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/24 10:06 太陽風の速度は420km秒に下がって落ち着いています。太陽も穏やかです。
2012/ 2/25 13:58 太陽でフィラメントの噴出が発生し、地球へも影響が及びそうです。現在の太陽風は穏やかです。
2012/ 2/26 12:21 太陽でフィラメントの噴出が発生しています。現在の太陽風は平均的な状態です。
2012/ 2/27 10:25 太陽風の弱い乱れが到来しました。速度は450km/秒に高まっています。
2012/ 2/28 10:23 太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏活動が強まりました。現在は北向きに変わって、落ち着いています。
最新のニュース

2012/ 2/29 12:29 更新
CMEによる太陽風の乱れは弱まりつつあります。太陽は黒点も少なくなり、穏やかです。

担当 篠原

CMEによる太陽風の乱れはゆっくりと弱まっています。
昨日15nTまで強まっていた磁場強度は、
ゆっくりと下がって行って、現在は5nTと平均的な強度に戻っています。
一方、速度は440km/秒付近とやや高めの状態が残っています。

28日15時(世界時28日6時)頃には、
太陽風の磁場が南向きに大きく -10nTへ振れました。
この影響で、大きな磁気圏の活動が発生したようで、
AE指数のグラフは1000nTを超える変化を記録しています。

この他の時間帯は、太陽風の磁場は北寄りに推移していて、
磁気圏への影響は小さく、AE指数の変化も小さなものが見られる程度です。

CMEによる太陽風の変動もそろそろ終わりそうでしょう。
一方、27日周期の図を見ると、
前周期2月2日に見られた太陽風磁場のセクターの切り替わりが
28日に回帰しています。
上と下のどちらのセクターのグラフも、「A」から「T」に切り替わっています。

今後、前周期と同様の太陽風がやって来るとすると、
当分は400km/秒台前半の速度が続き、
磁場は南寄りの傾向が続いて、ある程度活発なオーロラ活動を起こし続ける可能性があります。
しばらくアラスカやノルウェーのカメラに注目してください。


放射線帯の高エネルギー電子は、低いレベルのままです。
今回の擾乱では増加は起きていません。


太陽は、Bクラスの小さな変化が数回見られる程度で、
基本的には穏やかです。

黒点も、1423黒点群と、微かに1426黒点群が見えている程度です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。