宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:23)
昨日、C2.3の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/28 --- ---
2/27 06:35 C2.3
2/26 20:12 C1.4

黒点  2/28 (NOAA)
磁場 フレア
1423 1 α ---
1424 1 α ---
1425 1 α ---
1426 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:17 461 +6.2
-2 h 487 +4.7
-4 h 494 +6.1
-6 h 468 +0.5
-8 h 481 -4.8
-10 h 480 -5.7
-12 h 487 -2.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 2 -/ -
-2 h 2 -/ -
-4 h 2 -/ -
-6 h 1 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h 2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 7x10^1
2/28 1.2 2x10^2
2/27 4.0 3x10^3
2/26 4.6 2x10^3
2/25 2.7 2x10^3
2/24 0.3 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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EIT284 (SOHO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/23 09:01 太陽風の速度は500km/秒台に上昇し、コロナホールによる高速風が始まった様子です。
2012/ 2/24 10:06 太陽風の速度は420km秒に下がって落ち着いています。太陽も穏やかです。
2012/ 2/25 13:58 太陽でフィラメントの噴出が発生し、地球へも影響が及びそうです。現在の太陽風は穏やかです。
2012/ 2/26 12:21 太陽でフィラメントの噴出が発生しています。現在の太陽風は平均的な状態です。
2012/ 2/27 10:25 太陽風の弱い乱れが到来しました。速度は450km/秒に高まっています。
最新のニュース

2012/ 2/28 10:23 更新
太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏活動が強まりました。現在は北向きに変わって、落ち着いています。

担当 篠原

昨日の朝に始まった太陽風の乱れは、
その後も、磁場強度は10nT近くに強まった状態が続き、
速度も450〜500km/秒とやや高速の状態が続いています。

その中で、27日20時から28日3時半(世界時27日11時から18時半)にかけて、
太陽風磁場の南北成分が -5nT〜 -10nTと南向きに強まった状態が続きました。
この影響で、磁気圏の活動が活発化し、
AE指数のグラフは1000nTや1500nTに達する大きな変動を記録しています。

また、Dst指数も -50nTくらいまで下がっていて、弱い磁気嵐になっている様です。

極域ではにぎやかなオーロラが見られたのではないかと思いますが、
トロムソの全天カメラは曇っていて、オーロラは分かりませんでした。

28日3時半(世界時27日18時半)以降は、磁場は北向きに切り替わり、
以降、オーロラの活動は弱まっています。
しかし、磁場強度は15nTに強まっていて、
再び南向きに切り替わる可能性もあり、引き続き注目してください。


太陽は、Bクラスの小さなフレアが2〜3回ほど起きています。
中央付近の1426黒点群が少し活動的になっているようです。
今後Cクラスに達するフレアを起こすかもしれません。

太陽の西端(右端)の向こう側でフレアが発生し、
それに伴ってCMEの噴出が起きています。
SOHO衛星のLASCO C2、C3カメラによる動画を掲載します。
なかなか見事な噴出です。
地球からは横方向ですので、影響はありません。



SOHO衛星LASCO C2、C3による、太陽の西側へ噴き出すCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。