宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 2/28 10:23 更新 太陽風磁場が南向きに強まって、磁気圏活動が強まりました。現在は北向きに変わって、落ち着いています。 担当 篠原 昨日の朝に始まった太陽風の乱れは、 その後も、磁場強度は10nT近くに強まった状態が続き、 速度も450〜500km/秒とやや高速の状態が続いています。 その中で、27日20時から28日3時半(世界時27日11時から18時半)にかけて、 太陽風磁場の南北成分が -5nT〜 -10nTと南向きに強まった状態が続きました。 この影響で、磁気圏の活動が活発化し、 AE指数のグラフは1000nTや1500nTに達する大きな変動を記録しています。 また、Dst指数も -50nTくらいまで下がっていて、弱い磁気嵐になっている様です。 極域ではにぎやかなオーロラが見られたのではないかと思いますが、 トロムソの全天カメラは曇っていて、オーロラは分かりませんでした。 28日3時半(世界時27日18時半)以降は、磁場は北向きに切り替わり、 以降、オーロラの活動は弱まっています。 しかし、磁場強度は15nTに強まっていて、 再び南向きに切り替わる可能性もあり、引き続き注目してください。 太陽は、Bクラスの小さなフレアが2〜3回ほど起きています。 中央付近の1426黒点群が少し活動的になっているようです。 今後Cクラスに達するフレアを起こすかもしれません。 太陽の西端(右端)の向こう側でフレアが発生し、 それに伴ってCMEの噴出が起きています。 SOHO衛星のLASCO C2、C3カメラによる動画を掲載します。 なかなか見事な噴出です。 地球からは横方向ですので、影響はありません。 SOHO衛星LASCO C2、C3による、太陽の西側へ噴き出すCME。 (c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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