宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 2/27 10:25 更新 太陽風の弱い乱れが到来しました。速度は450km/秒に高まっています。 担当 篠原 24日朝に発生したCMEの影響がやって来ました。 ACE衛星の観測によると、 今朝、27日6時(世界時26日21時)に、太陽風の小さな乱れが到来しました。 磁場強度が5nTから10nTに、プラズマの密度は1個/cm^3から10個/cm^3に、 速度は400km/秒から480km/秒と、 大きな変化ではありませんが、それぞれ急に増加しています。 この変化は30〜40分ほどかけて地球に到達しています。 アメリカのボールダーの磁場データによると、 27日6時30〜40分(世界時26日21時30〜40分)に、 磁場H成分(水平北向き成分)の急な増加が発生しています。 太陽風の強まりによって、磁気圏が押されたことによる変化です。 同様の変化は、静止衛星軌道にあるGOES衛星の磁場データにも見られます。 グラフの後半にある急な立ち上がりがその変化です。 振れ方としてはこちらの図の方が劇的に見えます。 この変動に関係しているのではないかと思うのですが、 ノルウェー、トロムソの全天カメラの画像を見ると、 この時間帯にオーロラの小さな強まりが起きています。 ただし、AE指数のグラフによると、 前後数時間にわたって、小規模のオーロラ活動が続いているので、 ここで紹介したオーロラは偶然このタイミングに見えていただけかもしれません。 ACEのデータに戻ると、最新のところで、磁場が大きく南を向いています。 この状態が続くと、活発なオーロラ活動が起きたり、 弱い磁気嵐なども発生するかもしれません。 今後の変化に注目してください。 太陽では、C1.3、C2.3と小さな小規模フレアが起きています。 発生地点は1421黒点群です。 しかし、この場所にはもう黒点は見えていないので、 活動領域1421と呼ぶべきでしょう。 掲載の写真では白斑が見えています。 太陽は、東側に新しい黒点が現われています。 多少、活発化するかもしれません。 アメリカ・ボールダーの12時間の磁場変化。21時半頃にH成分の急な増加が起きています。 (c) NOAA/SWPC GOES衛星の磁場データ。太陽風の強まりによる急な増加が発生しています。 (c) NOAA/SWPC ノルウェー・トロムソの全天カメラによるオーロラの様子。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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