宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 3/ 1 12:40 更新 太陽風はやや高速で安定しています。磁場が北向きのためオーロラの活動は穏やかです。 担当 篠原 太陽風は、440〜450km/秒と平均よりやや高いくらいの速度が続いています。 磁場強度も、7〜8nTとやや強めの値です。 今朝、3月1日7〜10時(世界時29日22時〜1日1時)の頃に、 磁場強度は10nT近くまで、速度は480km/秒くらいまで高まる 小さな変動が発生していますが、 一時的な変化だったようで、現在はその前の状態に戻っています。 太陽風磁場の南北成分は、ずっと北を向いています。 このため、磁気圏への影響は小さく、 AE指数のグラフはほとんど変化がありません。 現在、-5nTと南向きに振れていますが、 この傾向が続くのか、また元の北向きに戻るのか、 今後のオーロラ活動の様子を決めるので、注目してください。 27日周期の図を見ると、 昨日紹介したセクターのグラフは、その後、「T」から「A」に戻ってしまい、 前周期とは違う変化になっています。 この後、「T」にまた振れるのか、このまま「A」が続くのか、 こちらの様子にも注目したいところです。 太陽は、真ん中少し北寄りに1423黒点群が見えるだけです。 ただし、GOES衛星のX線カメラを見ると、1423黒点群の周辺は、 小さな活動がある程度活発に起きています。 SDO衛星AIA193の写真で、中央部の左寄りで少し明るくなっている領域です。 可視光写真でも微かに見えつつありますが、 1423群の左に新しい黒点群が発生するかもしれません。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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