宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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2012/ 2/23 09:01 更新 太陽風の速度は500km/秒台に上昇し、コロナホールによる高速風が始まった様子です。 担当 篠原 昨日の午後、22日15時(世界時22日6時)頃から、 太陽風の磁場がやや乱れて、10nTを超えるくらいに強度が高まり、 その後、速度の上昇が始まって、420km/秒から550km/秒の高速風に変わりました。 予想よりも早くコロナホールの影響が始まった様です。 磁場強度は強まりましたが、南北成分は0nTから北寄りに振れています。 このため、磁気圏への影響は限定的で、 AE指数は200〜500nTの小規模の変化が発生している程度です。 22日19時(世界時22日10時)頃に太陽風の速度が上がりきると、 以後は、磁場強度は下がり始め、 現在は5nTと平均的な強さに戻っています。 また、速度も520km/秒へ多少下がり気味で、速度の変化も止まっています。 一方、SDO衛星AIA193を見ると、南半球のコロナホールは、 まだ西半球に回ったばかりで、本格的な影響はまだこれからだと思われます。 この後、第二段の磁場、速度の変化がやって来る可能性もあります。 太陽は、X線強度の変化はなく、静かです。 中央部に小さく1421黒点群が復活しています。 SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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