宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:28)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/22 --- ---
2/21 --- ---
2/20 13:39 C4.1

黒点  2/22 (NOAA)
磁場 フレア
1419 1 α ---
1420 1 α ---
1421 4 β C4
1422 15 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:17 404 -4.0
-2 h 375 -2.2
-4 h 383 -2.4
-6 h 396 -0.7
-8 h 406 +0.1
-10 h 421 -0.5
-12 h 433 -0.4

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -24 -/ -
-2 h -21 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 5x10^3
2/22 0.3 7x10^3
2/21 0.6 3x10^3
2/20 0.4 3x10^2
2/19 0.3 1x10^3
2/18 0.5 9x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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EIT284 (SOHO)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/17 11:29 太陽風は低速になり、磁気圏はとても静かです。太陽もとても静かです。
2012/ 2/18 14:28 太陽風の速度はとても遅くなり、磁気圏も静かです。
2012/ 2/19 10:32 太陽風磁場の南向きが強まって、オーロラが活発に発生しています。
2012/ 2/20 08:47 太陽風がやや高速になっています。磁場の南向きの強まりが終わり、オーロラの活動は弱まっています。
2012/ 2/21 10:34 500km/秒の高速太陽風が続いています。南向き磁場の影響で、オーロラも活発に続いています。
最新のニュース

2012/ 2/22 12:28 更新
太陽風の速度は低速風に変わりつつあります。アラスカのオーロラの写真をどうぞ。

担当 篠原

アラスカにお住まいの脇谷 厚思さんより、
現地18日の夜に撮影されたオーロラの写真をいただきました。
フェアバンクスの北東250kmのサークルという村の近くで撮影されたそうです。
カメラはCanon 5D Mark-II、レンズはCanon Fisheye 15mm F2.8とのことです。

空が暗くなる前の19時と、21時に大きなオーロラの活動が見られたとのことで、
記事をたどると、2月19日と20日のニュースに載っている、
-10nTに達した強い南向き磁場に関係して発生したオーロラの活動です。

空全体を覆って、オーロラのカーテンが幾重にも重なる美しい写真です。
雪景色や、背景の星空も一緒にお楽しみ下さい。
空に薄明かりが残っている時のオーロラも素敵ですね。
素晴らしい写真をどうもありがとうございます。


太陽風は、昨夜からゆっくりと速度が下がって、
今朝には370km/秒と低速風に変わりました。
磁場強度も一緒に下がって、2nTほどに弱まっていました。

そして、22日10時半(世界時22日1時半)に、小さな太陽風の乱れが到来して、
速度は420km/秒に、磁場強度は7nTに急に強まっています。
変動の規模としては小さな変化です。

磁気圏のオーロラ活動は、昨日のニュースの後、
太陽風磁場の南北成分が北寄りに変わったため、静かになっていました。
速度の低下も重なって、AE指数のグラフは小さな変化が時々見られた程度です。

その後、今朝くらいから再び南向きに切り替わっています。
現在、弱いオーロラの活動は起きているのではないかと思います。


今後の推移ですが、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
南半球でコロナホールが南北に伸びています。
この影響が明後日、24日くらいに到来する可能性があります。

27日周期の図では、前周期はCMEの影響があって分かりにくいのですが、
1月27日前後の太陽風の高まりがコロナホールに関係していたと思われます。


放射線帯の高エネルギー電子は、昨日よりももう少し上がっていますが、
1万のレベルには達していません。
上昇はこのくらいまでではないかと思います。


太陽は、1422黒点群でC1.0の小さな小規模フレアが発生した程度で、
全体的に穏やかです。
黒点もこの1422群が目立っている程度です。



脇谷 厚思氏によりアラスカで撮影された、現地18日夜のオーロラ。
(c) 脇谷 厚思氏


脇谷 厚思氏によりアラスカで撮影された、現地18日夜のオーロラ。
(c) 脇谷 厚思氏


脇谷 厚思氏によりアラスカで撮影された、現地18日夜のオーロラ。
(c) 脇谷 厚思氏


脇谷 厚思氏によりアラスカで撮影された、現地18日夜のオーロラ。
(c) 脇谷 厚思氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。