宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:32)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場が非常に強まっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/19 --- ---
2/18 --- ---
2/17 --- ---

黒点  2/19 (NOAA)
磁場 フレア
1418 5 β ---
1419 4 β ---
1420 1 α ---
1421 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 381 -9.3
-2 h 357 -7.7
-4 h 363 -3.0
-6 h 363 -0.4
-8 h 332 +4.1
-10 h 305 +2.3
-12 h 301 +3.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -32 -/ -
-2 h -24 -/ -
-4 h -17 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^2
2/19 0.3 1x10^3
2/18 0.5 9x10^2
2/17 0.4 5x10^2
2/16 0.3 5x10^2
2/15 0.3 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/14 12:19 太陽風の弱い乱れにより、オーロラの活動が強まりました。今後CMEの影響が到来するかもしれません。
2012/ 2/15 13:14 太陽風磁場の南向きが強まって、活発なオーロラが発生しています。
2012/ 2/16 10:32 太陽風磁場の南向きが長時間続き、活発なオーロラ活動が1日にわたって発生しました。
2012/ 2/17 11:29 太陽風は低速になり、磁気圏はとても静かです。太陽もとても静かです。
2012/ 2/18 14:28 太陽風の速度はとても遅くなり、磁気圏も静かです。
最新のニュース

2012/ 2/19 10:32 更新
太陽風磁場の南向きが強まって、オーロラが活発に発生しています。

担当 篠原

太陽風の変動が到来して、磁場が南向きに強まっています。
深夜、19日1時(世界時18日16時)頃から太陽風に変化が始まりました。
プラズマの密度や速度が上昇を始め、
それぞれ、1個/cm^3から10個/cm^3、300km/秒から350km/秒へと、
大きな変化ではありませんが、上昇しています。

磁場強度は、その前から少しずつ上がっていたようなのですが、
10nT近くにまで強まっています。
それとともに、磁場の南北成分は南向きに振れ始め、
-5〜 -10nTの南向き状態が6時間ほど続いています。

太陽の中央部に見えていたコロナホールの影響が始まったのでしょう。

南向き磁場の影響で、磁気圏のオーロラ活動も強まっています。
AE指数のグラフは、19日7時(世界時18日22時)頃から強まり始め、
800nT近い中規模のオーロラ活動も発生しています。

19日9時(世界時19日0時)頃の、
ノルウェーの北のスバールバル島のオーロラを紹介します。
撮れたばかりの映像です。
初めに南(画面下)の低い空で輝いていたオーロラが、
やがて真上まで広がって、空全体を覆うように輝いています。
見事な光景です。

太陽風の速度は、現在、400km/秒近くに上がっています。
磁場強度が強まったままなので、引き続き変化に注目して下さい。

ただし、今回のコロナホールは南北に小さく伸びていただけなので、
太陽風の変動は長く続かないでしょう。
明日くらいで一段落となるのではないかと思います。

その後は、低速の穏やかな太陽風が続くでしょう。


太陽は、新しく1421黒点群が出現しました。
フレア活動は穏やかなままです。



ノルウェーのスバールバル島Longyearbyenで全天カメラによって撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。