宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:34)
昨日、C4.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/21 --- ---
2/20 13:39 C4.1
2/19 --- ---

黒点  2/21 (NOAA)
磁場 フレア
1419 3 β ---
1420 2 β ---
1421 2 β C4
1422 12 β C1

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 497 -3.5
-2 h 507 -2.0
-4 h 510 -2.7
-6 h 501 +0.1
-8 h 528 -1.2
-10 h 526 -1.5
-12 h 534 -2.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -28 -/ -
-2 h -28 -/ -
-4 h -26 -/ -
-6 h -28 -/ -
-8 h -29 -/ -
-10 h -32 -/ -
-12 h -30 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
2/21 0.3 3x10^3
2/20 0.4 3x10^2
2/19 0.3 1x10^3
2/18 0.5 9x10^2
2/17 0.4 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/16 10:32 太陽風磁場の南向きが長時間続き、活発なオーロラ活動が1日にわたって発生しました。
2012/ 2/17 11:29 太陽風は低速になり、磁気圏はとても静かです。太陽もとても静かです。
2012/ 2/18 14:28 太陽風の速度はとても遅くなり、磁気圏も静かです。
2012/ 2/19 10:32 太陽風磁場の南向きが強まって、オーロラが活発に発生しています。
2012/ 2/20 08:47 太陽風がやや高速になっています。磁場の南向きの強まりが終わり、オーロラの活動は弱まっています。
最新のニュース

2012/ 2/21 10:34 更新
500km/秒の高速太陽風が続いています。南向き磁場の影響で、オーロラも活発に続いています。

担当 篠原

太陽風は、500km/秒の高速状態が続き、
磁場が -2〜 -3nTの南向きになっている影響で、
活発なオーロラ活動が続いています。

ACE衛星の観測によると、20日14時(世界時20日5時)に、
太陽風の速度は470km/秒から550km/秒に上昇し、
以降、多少下がりながらも500km/秒近い高速状態が続いています。

速度の上昇とともに、10nTに強まっていた磁場強度は4nTへ下がりますが、
磁場の南北成分は南寄りの状態が継続し、
その影響で、AE指数は500nT前後の中規模の変動が1日にわたって発生しています。

その中で、世界時20日18時台のオーロラの様子を、
ノルウェー、スバールバル島の全天カメラの観測から紹介します。
現地は曇りがちで、前半は雲越しにオーロラの光を見ています。
後半晴れてきて、オーロラもはっきりと見えるようになりました。

太陽風は、思ったよりも立派な高速風になりました。
現在は低下傾向にある様ですが、もうしばらくはある程度高速の風が続きそうです。
今夜もアラスカのライブカメラなどで楽しめそうです。

今回の太陽風の乱れの影響で、放射線帯の高エネルギー電子が増え始めています。
今日は3000くらいまでですが、明日、更に高まっている可能性もあります。


太陽では、昨日、20日13時半(世界時20日4時半)に、
1421黒点群でC4.1の小規模フレアが発生しています。
しかし、1421黒点群は、今日の写真ではほとんど見えなくなっています。
また、大きくなっている1422黒点群でもC1前後の小さなフレアが3回程度発生しています。
今後、フレアの規模が大きくなったりするのでしょうか。



ノルウェーのスバールバル島Longyearbyenで全天カメラによって撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。