宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです) |
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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。 |
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2012/ 2/21 10:34 更新 500km/秒の高速太陽風が続いています。南向き磁場の影響で、オーロラも活発に続いています。 担当 篠原 太陽風は、500km/秒の高速状態が続き、 磁場が -2〜 -3nTの南向きになっている影響で、 活発なオーロラ活動が続いています。 ACE衛星の観測によると、20日14時(世界時20日5時)に、 太陽風の速度は470km/秒から550km/秒に上昇し、 以降、多少下がりながらも500km/秒近い高速状態が続いています。 速度の上昇とともに、10nTに強まっていた磁場強度は4nTへ下がりますが、 磁場の南北成分は南寄りの状態が継続し、 その影響で、AE指数は500nT前後の中規模の変動が1日にわたって発生しています。 その中で、世界時20日18時台のオーロラの様子を、 ノルウェー、スバールバル島の全天カメラの観測から紹介します。 現地は曇りがちで、前半は雲越しにオーロラの光を見ています。 後半晴れてきて、オーロラもはっきりと見えるようになりました。 太陽風は、思ったよりも立派な高速風になりました。 現在は低下傾向にある様ですが、もうしばらくはある程度高速の風が続きそうです。 今夜もアラスカのライブカメラなどで楽しめそうです。 今回の太陽風の乱れの影響で、放射線帯の高エネルギー電子が増え始めています。 今日は3000くらいまでですが、明日、更に高まっている可能性もあります。 太陽では、昨日、20日13時半(世界時20日4時半)に、 1421黒点群でC4.1の小規模フレアが発生しています。 しかし、1421黒点群は、今日の写真ではほとんど見えなくなっています。 また、大きくなっている1422黒点群でもC1前後の小さなフレアが3回程度発生しています。 今後、フレアの規模が大きくなったりするのでしょうか。 ノルウェーのスバールバル島Longyearbyenで全天カメラによって撮影されたオーロラ。 (c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース) SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子 (c) SDO (NASA) SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。 (c) SDO (NASA) ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分) および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線) (c) NOAA/SWPC リアルタイムAE指数 下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。 (c) 京都大学, NICT 27日の太陽周期に合わせたデータプロット 太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。 (c) 作図:宇宙天気ニュース
(c) NOAA/SWPC GOES衛星の太陽X線データ (c) NOAA/SWPC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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