宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (08:47)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/20 --- ---
2/19 --- ---
2/18 --- ---

黒点  2/19 (NOAA)
磁場 フレア
1418 5 β ---
1419 4 β ---
1420 1 α ---
1421 2 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
08:37 465 -4.9
-2 h 473 -2.3
-4 h 459 -0.3
-6 h 454 +0.2
-8 h 453 +0.1
-10 h 447 +0.1
-12 h 460 +0.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
08:30 -28 -/ -
-2 h -29 -/ -
-4 h -31 -/ -
-6 h -31 -/ -
-8 h -33 -/ -
-10 h -35 -/ -
-12 h -37 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 8x10^1
2/20 0.4 1x10^2
2/19 0.3 1x10^3
2/18 0.5 9x10^2
2/17 0.4 5x10^2
2/16 0.3 5x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
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STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/15 13:14 太陽風磁場の南向きが強まって、活発なオーロラが発生しています。
2012/ 2/16 10:32 太陽風磁場の南向きが長時間続き、活発なオーロラ活動が1日にわたって発生しました。
2012/ 2/17 11:29 太陽風は低速になり、磁気圏はとても静かです。太陽もとても静かです。
2012/ 2/18 14:28 太陽風の速度はとても遅くなり、磁気圏も静かです。
2012/ 2/19 10:32 太陽風磁場の南向きが強まって、オーロラが活発に発生しています。
最新のニュース

2012/ 2/20 08:47 更新
太陽風がやや高速になっています。磁場の南向きの強まりが終わり、オーロラの活動は弱まっています。

担当 篠原

コロナホールによる太陽風の変動は、
磁場強度の強まりから、速度の高まりへと変化しています。

昨日10nTに強まっていた磁場強度は、
19日13時(世界時19日4時)頃からゆっくりと下がり始め、
19日16時(世界時19日7時)には、5nTと平均的な強度に下がりました。
一方、速度はゆっくり上がり続けて、
磁場が弱まるのと反対に、470km/秒とやや高速の風に変わりました。
その後も現在まで450〜500km/秒の範囲で安定した速度が続いています。

昨日活発なオーロラをもたらした、磁場の強い南向きは、
磁場強度が下がるとともに弱くなり、
やがて0nT付近で停滞するようになりました。
このため、磁気圏の活動は弱まり、
AE指数500〜1000nTの活発な磁気圏活動は、
19日15時(世界時19日6時)頃で終わり、
その後は、小さな変動が発生している程度です。

現在の太陽風速度の高まりは、
2月16日頃に太陽の中心付近に見えていたコロナホールの影響と考えられます。
コロナホールの規模を考えると、太陽風の乱れはあまり長く続きそうにありません。
今日いっぱいくらいで速度も弱まって行くのではないかと思います。

その後は、穏やかな太陽風に戻り、
次は、SDO衛星AIA193の南東(左下)のコロナホールの影響が予想されます。


太陽は、中央部に現れた1422黒点群が発達しています。
(昨日のニュースの黒点写真で、こちらの黒点群を1421黒点群と紹介してしまいました。
しかし、1421群は東端の小さな黒点で、こちらはその後に現れた黒点群でした。
訂正致します。申し訳ありません。)

C1.0の小規模フレアを起こしていますが、
GOES衛星の動画を見ると、それほど活動度が高いようでもありません。
引き続き注目が必要ですが、現時点ではX線のグラフも穏やかです。



SDO衛星の可視光写真による、1422黒点群の変化。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。