宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:32)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/16 --- ---
2/15 --- ---
2/14 --- ---

黒点  2/16 (NOAA)
磁場 フレア
1416 7 β ---
1419 2 β ---
1420 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:26 350 +2.9
-2 h 364 -2.1
-4 h 383 -7.2
-6 h 370 -0.2
-8 h 373 -3.7
-10 h 365 -6.7
-12 h 369 -7.0

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -58 -/ -
-2 h -64 -/ -
-4 h -60 -/ -
-6 h -63 -/ -
-8 h -66 -/ -
-10 h -66 -/ -
-12 h -63 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^2
2/16 0.3 5x10^2
2/15 0.3 3x10^2
2/14 0.4 3x10^2
2/13 0.4 7x10^2
2/12 0.5 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/11 13:36 太陽でCMEが発生しています。太陽風は平均的な速度です。
2012/ 2/12 14:08 太陽の東端でCクラスのフレアが活発に発生しています。太陽風は低速の風になっています。
2012/ 2/13 09:47 太陽風はやや低速です。これからコロナホールの影響が始まる可能性があります。
2012/ 2/14 12:19 太陽風の弱い乱れにより、オーロラの活動が強まりました。今後CMEの影響が到来するかもしれません。
2012/ 2/15 13:14 太陽風磁場の南向きが強まって、活発なオーロラが発生しています。
最新のニュース

2012/ 2/16 10:32 更新
太陽風磁場の南向きが長時間続き、活発なオーロラ活動が1日にわたって発生しました。

担当 篠原

昨日の朝に、太陽風の磁場の南向きは -5nTから -8nTへ強まりましたが、
その状態は今朝までほぼ1日にわたって続き、
この間、磁気圏の活動が強められて、活発なオーロラ活動が長時間発生しました。

ノルウェー・トロムソで撮影された、オーロラの様子を紹介します。
昨日の動画にそのまま続く時間帯に見られた、にぎやかなオーロラです。
AE指数のグラフは、ずっと600〜1000nTの中規模の変動が続いています。
昨日は、世界中をぐるっと一周する様に、
天候さえ良ければ極域ではどこでもオーロラが楽しめたでしょう。

また、今回の磁気圏活動の強まりによって、Dst指数は-60nTまで低下していて、
弱い磁気嵐が発生しています。


この間、太陽風は380km/秒と平均よりもやや遅めの風でした。
速度が遅かった分、CMEによる乱れの通過に時間がかかり、
長時間強い南向き磁場が続いたとも言えそうです。

現在の太陽風磁場の南北成分は、南から北向きに変わって+3nTほどです。
オーロラの活動は、ここまでで一段落でしょう。

太陽風の速度は350km/秒に少し下がって、より低速風になっています。
そして、今後はSDO衛星AIA193の南半球に見える小さめのコロナホールの
弱い影響がやって来るかもしれません。


放射線帯の高エネルギー電子は、現在は低いままで、特に増加は見られません。
もうしばらく変化に注目してください。


太陽のフレア活動は静かです。
黒点にも変化は見られません。



ノルウェー・トロムソの全天カメラにより撮影された、活発なオーロラの活動。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Dst指数(速報値)は、-60nT程度まで下がりました。Dst指数の変化は、マイナス方向に強まります。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。