宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:36)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/11 --- ---
2/10 --- ---
2/ 9 06:47 C2.8

黒点  2/11 (NOAA)
磁場 フレア
1415 2 β C3
1416 17 βγ ---
1417 2 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:26 405 -0.4
-2 h 424 +1.8
-4 h 422 -0.5
-6 h 430 +1.2
-8 h 442 +1.9
-10 h 448 +4.2
-12 h 447 +1.1

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -18 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -16 -/ -
-10 h -18 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^2
2/11 0.4 8x10^2
2/10 0.4 3x10^3
2/ 9 0.4 4x10^3
2/ 8 0.3 7x10^2
2/ 7 0.4 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
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AIA304動画 (SDO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/ 6 09:47 太陽でフィラメントの噴出が発生しています。太陽風は400km/秒台前半の風が続いています。
2012/ 2/ 7 11:21 M1.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は400km/秒台前半の速度が続いています。
2012/ 2/ 8 13:06 フレアを起こしていた1410黒点群は太陽の西に没しました。太陽風は500km/秒の高速状態です。
2012/ 2/ 9 09:32 太陽風の速度はゆっくり下がっています。太陽には小さな黒点が現われています。
2012/ 2/10 09:53 スバールバル島のオーロラ動画をどうぞ。太陽は小さな活動が続いています。
最新のニュース

2012/ 2/11 13:36 更新
太陽でCMEが発生しています。太陽風は平均的な速度です。

担当 篠原

太陽の北東側(左上)で2つのCMEが発生しています。
ひとつめは、10日6時(世界時9日21時)頃に、
次は、10日5時(世界時10日20時)頃です。

ふたつめのCMEの原因となったフィラメントの噴出を、
SDO衛星AIA304の動画で紹介します。
次に、SOHO衛星LASCO C3カメラによるCMEの動画を掲載します。
間隔が長かったので、間を省いてCMEの前後のみ取り出しています。

地球からは斜め方向の噴出なので、
影響がやって来ても小規模の変化になると思います。
到来は14〜15日頃でしょうか。

太陽は、南の1416黒点群が大きさを増しています。
フレアの活動は、C1に届かないくらいのBクラスの大きめのフレアを頻発しています。
成長の傾向があることからも、引き続き注目してください。


太陽風は、速度は450km/秒から400km/秒へ下がり気味です。
磁場強度も4nTくらいにやや弱まって、
太陽風は落ち着いています。
コロナホールの影響は、前周期ほどにも高まらなかった様です。

SDO衛星AIA193では、次の小さなコロナホールが太陽の中心を通過中です。
2〜3日後くらいに小さな太陽風の変化が見られるかもしれません。


磁気圏では、AE指数で300〜500nTくらいの弱い変化が発生しています。
全体的には穏やかな印象です。

この後も、CMEの影響を考えなければ、
太陽風、磁気圏は穏やかに推移しそうです。



SDO衛星のAIA304カメラによる、太陽の北部で発生したフィラメント噴出。
(c) SDO (NASA)、 (写真加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO LASCO C3カメラによる、太陽の北東へ噴出した2つのCME。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。