宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by KNCT  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:08)
今日、C7.8の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/12 13:35 C1.3
08:26 C2.8
05:39 C2.8
04:08 C5.3
03:46 C7.8
00:55 C2.7
2/11 18:55 C8.0
17:37 C1.5
2/10 --- ---

黒点  2/12 (NOAA)
磁場 フレア
1416 27 βγ C2
1417 3 β C8

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:56 318 +1.1
-2 h 324 +2.4
-4 h 328 +2.1
-6 h 337 +3.1
-8 h 338 +1.9
-10 h 345 +2.5
-12 h 355 +1.9

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
14:30 -14 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -15 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
2/12 0.5 6x10^2
2/11 0.4 8x10^2
2/10 0.4 3x10^3
2/ 9 0.4 4x10^3
2/ 8 0.3 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
NICT磁力計 (NICT)
シベリア磁場 (NICT)
オーロラ帯 (CSSDP)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Alaskaカメラ (SALMON)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/ 7 11:21 M1.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は400km/秒台前半の速度が続いています。
2012/ 2/ 8 13:06 フレアを起こしていた1410黒点群は太陽の西に没しました。太陽風は500km/秒の高速状態です。
2012/ 2/ 9 09:32 太陽風の速度はゆっくり下がっています。太陽には小さな黒点が現われています。
2012/ 2/10 09:53 スバールバル島のオーロラ動画をどうぞ。太陽は小さな活動が続いています。
2012/ 2/11 13:36 太陽でCMEが発生しています。太陽風は平均的な速度です。
最新のニュース

2012/ 2/12 14:08 更新
太陽の東端でCクラスのフレアが活発に発生しています。太陽風は低速の風になっています。

担当 篠原

太陽の東端、1417黒点群の更に左側で、
大きめのCクラスフレアが発生しています。
11日19時(世界時11日10時)にC7.9、
12日4時(世界時11日19時)にC7.7と、続いてすぐにC5.3です。
この他にも、C1.4、C2.7、C2.7、C2.7などの小規模フレアが発生しています。

SDO衛星の可視光写真では、まだ黒点の姿は見えていない様です。
どんな活動領域が顔を見せるのか、注目してください。

一方、太陽の中央に見えている1416黒点群は、
C1.5の小規模フレアを起こした程度で、特に活発ではありません。


太陽風は、速度がどんどん下がって、
320km/秒の低速風になっています。

27日周期の図で前周期の変化と比べると、
1月14〜15日の速度低下に対応しているのでしょう。
すると、1月16日の様にこの後からコロナホールの影響で
速度が再び高まるかもしれません。

ここまでの変化としては、前周期よりも1日程度遅れている印象なので、
速度の高まりは明日くらいになるかもしれません。

現在の磁気圏は概ね静穏で、
AE指数のグラフは小さな変化が見られる程度です。
太陽風の速度低下という要素もありますが、
磁場の南北成分が北寄りに振れるようになってしまったことが
影響しているのでしょう。

昨日お知らせしたように、
14〜15日には、CMEによる小規模の乱れが発生する可能性もあります。
太陽風速度の変化はあまりないと思います。
磁場強度がどれだけ強まるか、そして、どれだけ南向きに振れるかです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。