宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:32)
今日、C2.8の小規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 9 06:47 C2.8
2/ 8 12:41 C2.6
02:10 C6.8
2/ 7 19:50 C5.1
13:16 C1.7
09:52 C3.6
04:30 M1.0

黒点  2/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
1410 3 β M1
1413 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:27 443 +1.6
-2 h 440 -0.3
-4 h 438 -2.5
-6 h 453 -1.9
-8 h 453 -1.2
-10 h 468 -1.5
-12 h 476 -2.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
09:30 -30 -/ -
-2 h -33 -/ -
-4 h -33 -/ -
-6 h -33 -/ -
-8 h -36 -/ -
-10 h -37 -/ -
-12 h -37 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 3x10^3
2/ 9 0.4 4x10^3
2/ 8 0.3 7x10^2
2/ 7 0.4 6x10^2
2/ 6 0.6 1x10^3
2/ 5 0.6 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
沖縄磁場変動 (NICT)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2012/ 2/ 4 13:30 400km/秒台前半の太陽風が続いています。太陽は黒点も減り、フレア活動は静かです。
2012/ 2/ 5 13:05 440km/秒の太陽風が続き、南向き磁場の影響でオーロラも連続的に発生しています。
2012/ 2/ 6 09:47 太陽でフィラメントの噴出が発生しています。太陽風は400km/秒台前半の風が続いています。
2012/ 2/ 7 11:21 M1.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は400km/秒台前半の速度が続いています。
2012/ 2/ 8 13:06 フレアを起こしていた1410黒点群は太陽の西に没しました。太陽風は500km/秒の高速状態です。
最新のニュース

2012/ 2/ 9 09:32 更新
太陽風の速度はゆっくり下がっています。太陽には小さな黒点が現われています。

担当 篠原

太陽風は、昨日のニュース以降はゆっくりと速度を下げ、
440km/秒と平均的な速度に戻りつつあります。
27日周期の図を見ると、前周期の1月11〜12日とよく似た変化になりました。

すると、今度は、前周期の1月13日にやって来た速度の高まりの回帰が期待されます。
太陽の南半球に見えているコロナホールによる速度の高まりと考えられ、
明日くらいに地球にやって来るのではないかと思います。
前回同様小規模の変化となりそうですが、
どのタイミングでやって来るか注目してください。

太陽風の磁場強度は、3〜4nTとやや弱くなっています。
南北成分は相変わらず南寄りが続いていて、
このためAE指数のグラフは小規模の変動がずっと発生しています。
極域ではある程度にぎやかなオーロラが見られたのではないでしょうか。


太陽では、今朝、9日7時(世界時8日22時)にC2.8の小規模フレアが
西の端近くの新しい黒点群で発生しています。

太陽では、南東(左下)にも新しい黒点が発生しています。
半年ぶりの無黒点太陽まであと一歩でしたが、回避されてしまったようです。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。